回避依存症の特徴
回避依存症
他者と「親密」な関係が築けない人。「親密」とは、お互いを認め合い、批判したり変えようとしない事です。
(特徴)
①対人関係で激しい感情を避ける。
・激しい感情は消耗的で恐ろしいものと思っているので、仕事、趣味に集中させたり(恋愛依存症より大切なものがあると恋愛依存症を引きつけ怯えさせる。)いつも忙しくして対人関係を避ける。
声を少し張り上げただけでも、ビクッとしたりします。
(恋愛依存症の深い愛情、嫉妬も息苦しく感じます。)
②相手に自分を知らせないようにする。
・自分を知られると相手に利用され、追い詰められて支配される恐怖感を持って
いる為。
(こういう事考えてる?こういう所あるよね。~みたいだね。というような言い方も嫌います。)
・自分の要求は口に出さず態度で察して欲しいと望む。
③健全な境界線の代わりに壁を築く。
・回避依存症の壁は(沈黙)(感情を表さない)(丁寧すぎる対応)
他、仕事、趣味等でいつも忙しくする等。
(恋愛依存症と回避依存症とでは距離感が違いすぎるのです。)
④主導権を握る。
・経済的主導権を握り、権力を持ち高い評価を手にする事で、相手を支配する。
・支配する事にこだわるのは、相手に命令されたり、支配される事に大きな恐怖を抱いてる。
・常に自分が上という関わりをするので彼女が自分以外の所で楽しんでいたり、習い事をして成長するのも嫌がり、否定的な態度や対抗してきたりします。
(生い立ち)
回避依存症は親の面倒みたり(頼られたり、グチを聞いてあげたりして主導権を小さい頃から握っていたり)過干渉、過保護、等の「束縛」を受けて育ってます。
大抵、子供を「束縛」して消耗させる親は「恋愛依存症」です。男性の回避依存症には母親の「束縛」を経験してる人が多いです。
回避依存症は表面的には「親密に対する恐れ」無意識に「見捨てられる恐れ」を持っています。
中には「見捨てられる恐れ」を自覚してる人もいます。
恋愛依存症の表面的にある「見捨てられる恐れ」と奥にある「親密さに対する恐れ」が回避依存症と上手く歯車が合って、離れたりくっついたりするサイクルを繰り返します。
(性格)
見た目は重い雰囲気や、怖そうな感じのする人が多いのですが、コミュニケーション能力は高く話も面白いので、特に女友達が多いです。
実際は自信がないので、好かれる事を自己評価として本人も話し方等を努力してるようです。
異性に対して友達以上の態度を示して好意を持たせたりして、自分に興味を持ってる人を何人か置く事で、見捨てられる恐れを抑えたりもしす。そして、相手に振られそうになったり、不安になったに、すぐ乗り移れるスペアキーにするのです。
異性に好かれる事が、自分の男性としての魅力を確かめる事でもあり、異性の方が支配されない安心感もあるのです。
そして、かなり繊細です。そんな事気にするの?と思うような事を気にしたり、こちらはいつも他の人に話すような感覚で話をしてるのに、些細な事で傷ついています。
そのせいか、ちょっとした事なのに相手が意図的に自分を攻撃したように捉え、相手にやり返したり反対に傷つけてきます。(無言でわからないようにやってくる事もあるので、やたらな事が言えません)
回避依存症の人は傷ついてきたので、基本優しいのでが、自分の不安と傷つくのを守るのが精一杯で相手の事が考えられないのです。
あと、束縛支配されて育ったので、「〜しなければならない」等のルールや規則で縛られるのが嫌いです。なので、時間を守らなかったり、自由を好みます。
最初は話を聞いてくれたのに、相手と距離が近づくと、主導権を握る為に相手の話を聞かず「〜でしよ!」とかそんなの分かってる位の返事をして、話も聞いてくれなくなります。
距離が近くなり親密な関係になるほど、自分を見せないように、読まれないように感情や表情を出ないようにするので(無表情だったり、逆にニコニコしたり)距離が近くなるほど、遠い存在になり恋愛依存症はますます孤独で、寂しさを募らせていくのです。
(地雷)
〇アドバイス
・こういうのはどう?
・こうしたらいいと思 う
〇要求
・いつ会える?
・~して欲しい
・依存(恋愛依存症が窮 状さを出して愛して欲しい、自分だけを見て欲しい。守って欲しい等、言わな くても雰囲気で分かります。
・一般の男性ならお願い 事を喜ぶと思いますが、回避依存性の人は要求のように捉えたりします。
〇一方的な世話
・過干渉の親を連想させる 。
・こうしたら喜ぶだろうと世話をされると心の中 に侵入されたようで嫌がります。
○束縛
・何してるの?
・どこ行ってたの?
・どうして会ってくれないの?
〇コントロール
・コントロールする人はコントロールされるのをもの凄く嫌います。
(駆け引き等)
〇悩みを聞くのを嫌がる
・母親等から、愚痴を
散々聞かされたり母親の感情的な部分に懲りている。
〇教えられるような口調
疑問形の言葉さえ問い詰 いつめられてる気分にな ります。
この記事をご覧になってる皆さんは、きっとどうやったら回避依存タイプの人と関われば良いか悩んでいらっしゃる事と思います。
回避依存タイプの方達を理解出来れば、上手くいくのでないか?と。でも、理解して知識があるのとないのでは違うと思いますが、彼がこうだから言うのをやめようとか、言わないようにしようという考え自体が、彼軸他人軸になってしまうのです。
それでは、彼に合わせているだけで、本来の自分の良さが失われて魅力のない自分になり、愛されるどころか彼は離れていくでしょう。
回避依存タイプを理解して、愛される為に自分の気持ちに嘘をついて関わっていれば自分に嘘をついている訳ですから、自信をなくし自分を嫌いになります。
自分を嫌いになれば、彼も愛してはくれなくなるのです。
自分と自分との関わりが自分と相手との関わりです。自分を愛さなければ、彼も自分の事を愛してはくれません。
じゃあどうすれば良いのか?という事ですが常に自分がどうしたいか?どう感じてるか?と自分軸で生きる事ができる、自己肯定感。
自己肯定感は、彼と上手くいく方法というより、自分が幸せに生きていける方法です。
なので、彼がどのタイプで上手くいくにはという目先の事にエネルギーを使うのではなく、自分がいかに幸せな人生を送っていくかが、とても大切なのです。