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くたばれポジティブシンキング

空が晴れた時
雨から守り続けた
傘はようやく休める

そのつもりだった

『君なら大丈夫だよ、だろ?』

私はまた
笑顔という名前の入った
傘を差す


そうやって

私の心から奪った言葉を
返してくれない?


ポジティブな言葉が隠す
ネガティブな想いは
いつも居場所がない

まわりの笑顔たちは、止まることを許さず
この空気を監視してる

なんでも詰められると思っていた
希望というリュックが
思ってたよりも小さくて
いつまでもこの中身は
下ろせないことを大人になって知る

くつ下つけたよ

くつ下を履くだよ


どっちだっていいじゃん!
って子供だったあたしが
今のあたしに向かって言ってくる



主張すべきことは忘れてるくせに
どうでもいいことを覚えていくんだよね?

みんなの正義があたしの正義に爪を立てて
あたしらしく生きるだけで、食い込むほどに血が流れる

動いていく見えない境界線を
見失った時、向こう側から笑われる

貧しさに隠れた幸福は
足りないという贅沢とは逆方向に向かう
(過去って穴の中)

本当に欲しかった物を探すには
もう遅い

子供たちには教えない
大人たちの暗黙の了解

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