抱えて食べる 黒豆
お正月といえば、おせち。
おせちの中でも黒豆が大好きでした。
あまりに好きすぎて、たくさん食べるので、祖母が1リットルくらいのタッパーいっぱいに作ってお裾分けしてくれていました。家ではそれを抱える勢いで食べてました。
丹波黒豆など、巷では柔らかい、どちらかというとお上品な黒豆がメジャーかと思いますが、祖母の作る黒豆は、ザ・アルデンテで、大量の黒豆を豪快に作ってくれていました。
あまりにあのアルデンテ黒豆が食べたくて、黒豆だけは毎年煮ていました。
あるとき、祖母にレシピを聞いてみたのですが、「適当だからよくわからん」と。困りました。
なんとか聞き出したキーワードとしては、あまりうるかさない(水につけておきすぎない)こと、さとうと黒豆の分量は1:1なこと、砂糖は初めからいれておくこと、醤油を少し入れること、でした。
祖母に聞いた通りやっても、柔らかすぎたり、芯が残ってしまったり、一度は顎への限界チャレンジか、っていうくらい硬くなったこともありました(しっかり全部食べました 笑)
いまだに、納得できる黒豆はできていません。
最近は体力も衰えてきて、黒豆も作っていないそうですが、もう一度レクチャーしてもらい、あの美味しいアルデンテ黒豆をお腹いっぱい食べたいです。