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社員第1号が語る、ガレージバンクの開発体制やその魅力とは

こんにちは!ガレージバンク広報担当です!
今回は、社員インタビュー第3弾!学生時代にプログラミングに興味を持ちエンジニアになった、ガレージバンクの社員第1号である本庄佑次に、自身のキャリアやcashari(カシャリ)の特長など色々なことを聞いてみました!

<本庄佑次プロフィール>
2014年北海道大学大学院工学院を卒業後、富士通のスマホ事業部に就職し、商品企画と開発を担当。その後、プログラミングへの情熱から「助太刀」に開発・保守業務で参画。2020年、ガレージバンク設立時にITエンジニアとして副業で参加し、2021年1月に正式入社。現在は主に新機能の開発、保守、他エンジニアとの調整を担当。Flutter、iOS、Androidを駆使したアプリ開発のエキスパートとして活躍中。ゲームとファッションを趣味とし、最新技術を活用したイノベーティブな開発に取り組んでいる。


シニア向けスマホ開発からスタートアップへ

本庄さんの今までのキャリアやエンジニアになったきっかけについて教えてください。

学生の時にプログラミングに興味を持ったことがきっかけです。研究のテーマがコンピュータでのシミュレーションを行うものだったのですが、自分で作成したプログラムにより研究の効率を上げた経験があって。そこから、プログラミングって面白いなと感じるようになり、ソフトウェア関係の仕事に携わりたいと思うようになりました。

大学卒業後は富士通に入社し、最初は希望していた開発部門ではなく商品企画部門に配属されました。2年間商品企画を経験した後、やはり開発をやりたいという思いが強くなり、上司にお願いして開発部門に異動しました。商品開発ではシニア向けの「らくらくスマートフォン」の開発を担当していました。この経験が、自分のキャリアのスタートとなりました。

その後、助太刀にてアプリの開発に従事していました。そしてガレージバンクに参画しました。

– ガレージバンクに参画したきっかけについて教えてください。

助太刀でガレージバンク現代表の山本に出会ったことです。
山本は同時期に参画したこともあり、会話することが多かったんです。
私が勝手に感じていたことなのですが、派遣社員ということもあり正社員の方とのコミュニケーションに少し壁を感じていたんですね。しかし、山本だけは普通に接してくれたんですよ。分け隔てのないコミュニケーションをとってくれることが、個人的にとても救われました。
そして、山本に「起業するから一緒に手伝ってくれないか」と誘っていただきました。私に優しく接してくれた人が頑張る姿を見て、私も手伝いたいという気持ちが芽生え、山本と一緒に頑張ろうと決断しました。
もちろんガレージバンクの事業も興味深いですが、何より彼を開発面でサポートしたいという気持ちが大きかったですね。

シンプルで分かりやすいデザインを重視


– 本庄さんは開発に従事されていますが、cashariアプリのUI・UXのこだわりはなんですか?

ユーザーさんにとって、「何したらいいか一目でわかるユーザーインターフェース(UI)」を意識して設計しています。
ガレージバンクの事業って、新しいが故にユーザーさんがその仕組みを理解するのが少し難しいところがあるので、アプリも操作が難しいと絶対ユーザーさんが離脱しちゃうと思ったんです。なので、ユーザーがいま何をすべきか一目でわかり、アクションを促すための工夫をしました。
例えば査定金額の表示を大きく見やすくすることや、査定ボタンなどの重要なボタンを大きく視認性を上げるなど、単純なことですけどね。実際に査定するには、写真撮影などユーザーさんの操作が必要になるので、次のアクションが分かりやすいように、ラベルで表示するなどを意識して開発しました。
特に金融系のアプリケーションでは信頼性が重要なので、不安にならないようなシンプルで分かりやすいデザインを心がけています。

今思うと、シンプルさという点では、富士通での「らくらくスマートフォン」の開発経験が非常に活かされていますね。

また、開発スピードも重視していて、作成したUIの部品を他でも使いまわせるように、プログラミングのコードを共通化するなどもこだわりました。

ガレージバンクの効率的な開発体制

– ガレージバンクの開発体制について教えてください。

当社の開発チームは現在、約8名で構成されており、そのうち7名は業務委託で、2名は学生のメンバーです。正社員は私一人で、開発全体を統括しています。業務委託のメンバーは副業として他の仕事と並行して働く人も含まれています。

エンジニア1人をアサインすればiosとandroidのアプリどちらも開発できるようにするなど、私たちガレージバンクの開発は”効率”をとても意識しています。
cashariのアプリもiosとandroidそれぞれ提供しているのですが、通常であればiOSエンジニアとAndroidエンジニアが別々に必要です。しかし弊社では、「Flutter(フラッター)」というGoogleによって開発されたオープンソースのフレームワークを活用することで、それぞれエンジニアをアサインする必要がなくなり、1人のエンジニアが両方のプラットフォームに対応するアプリを開発できるようにしました。

なぜ他社はFlutterを活用しないのかという意味では、Flutterは歴史が浅いのでエンジニアの中でもなかなか使う人も少ないということもありますし、細かいカスタマイズをしたいとなると、直接iOSやAndroidのコードを触る必要が発生しちゃうんですね。
その点、cashariは前述した通り分かりやすいシンプルな構図にしたので、Flutterで十分な機能を実現できています。この点でもシンプルなUIにして良かったなと思っています。

また、現在進めているAI査定は、その領域を大学院で研究している学生を中心に開発しています。彼らはAI関連の最新情報を学んでいるため、専門的な作業を任せることができます。
一方、作成したAIモデルをどのようにアプリに組み込むかは、私たちが調整しています。AIモデルの作成は彼らにお願いし、その後の調整を私たちが行うという形です。
将来的には、これらのデータを使って、例えば「これはiPhoneの2023年モデルで、価格はいくらです」といった判定や、「このバッグは本物です」といった自動判定を行うAIモデルの作成に役立てたいと考えています。査定によって得られたデータは、機械学習の精度向上に不可欠です。多くのデータが集まることで、AIモデルはますます精度を高めることができるので、ユーザーさんにはたくさん査定していただきたいと思います。

本庄さんの印象に残っている仕事はありますか?(挫折や悔しい思いしたことなど)

最初はスタートアップのスピード感に全然慣れなかったことですね。
山本から「この日までにリリースしたい」と納期を指定された際に、間に合わない!ということがあったのですが、外部のスキルがある方に参画していただいたり、開発箇所で重要な部分を見極めて取捨選択をするなど優先順位をつけて作業し、何とか間に合わせました。

納期に合わせることは大変だったんですが、山本や他のメンバーと相談しながら進めていくことがチームとしての一体感を感じられて、とても楽しかったですし達成感がありました。
大手企業とは違うスピード感で、私は居心地がいいなと感じており、これもスタートアップの魅力ですよね。

AI技術を積極的に取り入れ事業を拡大させたい

これからやっていきたいこと教えてください。

今後、AI技術を積極的に取り入れていきたいと考えています。
ネット上ではAIがプログラマーの仕事を奪うという議論もありますが、私はそれを悲観的には見ていません。むしろ、AIを利用して効率化を図りたいと考えています。
日々の業務でもAIを活用し、開発プロセスの一部をAIに任せるということをもっと取り入れたいです。
cashariでも、UI上のデザインをそのままに、一部AIを活用して開発した部分もあります。
そうすると、今まで2、3日かかっていた作業が1、2時間くらいでできるようになるので、より効率的ですよね。今後もこのような取り組みを増やしていきたいと考えています。

ガレージバンクの事業領域における動きについては、円安の影響、日本円の価値が下がってきているので、そういう視点だと、お金の資産よりモノの資産の方が価値が下がりにくいということがあるのではと思っています。
例えば、iPhoneも年々値上がりしている。つまり、iPhone自体の価値が高くなっているという意味でもありますよね。
そういう意味でも、私たちのサービスに対する需要も高まり今後伸びていくと思います。

そのため、開発チームをさらに拡充したいと思っています。
弊社はエンジニアにとって、とても働きやすい環境なんじゃないかと思っています。
特にAI技術の導入に関しては、他の企業がセキュリティなどの制約を理由にためらう中で、当社は積極的に取り組んでいます。納期についても厳しい縛りがないので、エンジニアにとって、のびのびと自由に挑戦できる会社だと思います。

AI技術を活用しながら効率的な開発を進め、チームの一体感を大切にしています。エンジニアにとってもやりがいのある環境を提供し続けたいと考えています。

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文・編集/藤村侑加、岡空直子


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