ファシリテーターのジレンマ
このブログは「ファシリテーター」をテーマにしたアドベントカレンダー8日目への投稿となります。
今日のテーマは「ファシリテーターのジレンマ」です。タイトルを何にしようと考えた時に、ふと思いついたテーマで、まさに今、内容を考えていますw
そもそもジレンマって何だろうというところから始まるわけですが、「ハリネズミのジレンマ」が私にとってジレンマのイメージをするのに最初に思いついた内容です。ハリネズミはお互いのハリのせいで、くっつき合えない感じ…。そこからファシリテーターのジレンマを想像したら、2つ思いつきました。
1つは計画と実施のジレンマ。私は比較的、現場に合わせて実施時には計画通りではなくて、その場に合わせて変更することが多い派です。どこまで計画を逸脱していくかは割とジレンマで、特にクライアントさんからの依頼で場を作った場合は、実施前に計画で「合意」していることが多いので、計画側に引っ張られます。ただ、クライアントも参加者全員の状況というか、状態を把握していないこともあるので、計画通りだと「目的」「目標」に続いていかないこともあるわけで、実施中に「どうしよう…」となることもありました。昔は「ま、合意した計画だし…」となったこともありますし、それはそれで正しいとも言えます。ただ最近は計画の合意時に「得たかった目的に対して途中で変更する場合もあります」と変化についての合意ももらうようになりましたし、途中でクライアントに相談して「変えていいですか?」と許可をもらったりします。
2つ目はまさにハリネズミと同様の「ファシリテーターのジレンマ」で、ファシリテーターも「混ぜるな危険」な感じのファシリテーターとしての信念というかコンセプトが合わない場合もあるなぁと。そんな時は場に求められていることを基準にメインファシリテーターとサブファシリテーターにする場合もあれば、じっくり話して擦り合わせていくこともあります。後者は「波長」があうファシリテーター同士でないときびしいですけど。(^^;
複数のファシリテーターだったら、その難易度ももちろん上がるのですが、一つの場をつくるのに数ヶ月かけて作ったこともあって、それはある意味「尊い」というか、めっちゃ楽しかったのを覚えています。それこそ先日書いた「ファシリテーターの学び」のようにラボのようなお互いの想いや知見を出し合って、学び合って、一つにしていくみたいな。
書いてみて「ジレンマ」自体は私は好きなのかもしれないなと、何か今はないものを生み出そうとする時は色んな人の考え、想いでつむいでいくことも多いので、「参加者のジレンマ」みたいなものもあり、そういう場のファシリテーターをするのも好きだなと思いました。以上!w
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