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固定のない「形」

このブログは「インタビューしあう」というテーマのアドベントカレンダー 6日目です。

「インタビューしあう」については今年は2度目の投稿となりますが、そこがアドベントカレンダーのいいところだと思うのですけど、空いている日があると埋めたくなる(笑)。それから自分の最近の興味が「ファシリテーターがいない」状況での、良い場の作り方に向いているせいもあるかもしれません。ファシリテーターは過渡期の存在とも思っているのと、人を介在させる以上はコストがかかり、スケールもしにくくなるという面があります。それに対して「ワークシート」の様なものがあると少しやりやすくなったり、そこに「場の設定」みたいなものがあるとさらにやりやすくなったりすると考えています。ただ、これだけでは足りなくて、その場にいる人たちが、自分たちで話すのに良い場を一緒に作ると思う気持ちが大事になのかなと思っています。その時に大事なのが「最初を固定的に作りすぎない」というもの。

今回はこの「インタビューしあう」という「形」について考えたことを書きます。​以下はこの「インタビューしあう」のアドベントカレンダーに記載されている内容の抜粋(スクショ)です。注意:以下に書くことは私の勝手な解釈なので、タケノシタさんの意図とは違うと思うので、あくまで私の考えとしてお聞きください。

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固定のない「形」

例:
時間:自由(インタビュー時間は5分でもいいけど、おすすめはインタビュー15分くらい+ふりかえり10分くらいを1回ずつ。インタビューは話し手メイン5分、聞き手きっかけ5分、流れに任せて5分)

そもそもインタビューは日常でするものではないので、タケノシタさんが「始めやすい様に」設定はしてくれています。そして読んでわかる通り、項目は合っても設定上「自由」なんです。()書きで推奨を記載していて、緩い範囲というか、許容、もしくはガイダンス的なものが付随しています。形はあるけど自由度を見せる感じで、あくまでこの文章を読んだ人が考える余白を作っておく感じ。ただこれを読むとインタビューだけで60分はやらなそう…という緩い判断が自分には生まれました。

「行動」ではない「心構え」

例:
・聞き手は、話し手に対する好奇心を持ってインタビューする
 (自分のことを積極的に語ったり、相手に情報を与えたり、教えたり、誘導したりしない)
・話し手はテーマに関して自由に話す
 (自論OK、空想OK、わからないことはわからないでOK)

「好奇心を持ってインタビューする」という表現には、「すべき」ではないし、「好奇心を持って」とは何をすることなのかは書かれていませんが、読んだ人にはどういう感じでするのかはわかるというもの。「する」んだけど、「しない」も同時に記載するし、行動の場合は複数での書き方をしていて限定的に受け止めない様に書かれている。

後これはちょっと話がズレますが、「伝える」という面で、わかりやすくシンプルに…というのはそれはそれでいいのですが、相手がその言葉をどう理解しているかというところもあるので、いくつかの似た感じの言葉で言い直しで相手の理解を「厚くする」様な伝え方も大事かなと思っています。

「形」におさまらない部分も書く

例:
誰かの誹謗中傷は控えてほしいけど、その相手と自分を対話させるなら、ふりかえりまで含めてやる前提で許容してみたい

この文章が私にはすごく心に響いて、「ああ、自分たちのためのインタビューなんだなぁ」って思いました。SNSとか、外に伝える(晒す)ものではなくて、閉じた世界にすれば、本当に話したいことでインタビューできる。もちろん、公式な場に出すことでの利点はあることは知った上で、自分のためにインタビューという「形」で行うだけ。そんな感じを受けたのです。

声に出して読むことで完成する

そして私のいう「ファシリテーターのいない場」では、この書かれた内容を声に出して、場の一部として全員が触れるというのが大事だと思っています。声に出すのは誰か一人でいいと思いますし、もし可能なら、これを読みながら、この項目はこういうことだね?みたいなお互いの疑問や確認ができれば、さらに「共に場の根っこ」を作る感じになると思います。(ワーキングアグリーメントみたいなものかもしれませんね。)

体験してみたい方はメッセージください

1回目の投稿から、インタビューしてみる人もできたので、今回もよかったら、興味を持ったら体験してみてください。私でよければ一緒にやりますし、タケノシタさんを知っている方はタケノシタさんもきっと大丈夫だと思います。

ブログで知ることは「きっかけ」なので、一歩進めて見れることもたのしいかもしれませんね。インタビューでなくても、これを読んで話してみたいと思ったら、気楽に声かけてみてください。

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