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035動いてなんぼのプログラム

プロミング教育についてラジオで話していた。なかなか全ての小学校に行き渡っているわけでもなく、差があったりもっと活かせるシーンがあるのに活用できていないと話していた。
ぼくはやったこともなく想像の域を出ないのですが、どちらかと言えば肯定派で、もっとやればいいのになと思う。けど反面、あまり頼りすぎるのもどうかなとも思う。(ずるいね)

仕事上で必ずぶち当たるところが感覚的に進める部分とロジカルに進める部分とがごちゃ混ぜになって迷走することがある。いったん感覚的に暴走するとどこへ行くのかわからなくなる。ロジカル一辺倒だとやってもやんなくても変わりないのでは?という結果に終わることもある。

例えば音楽でもコードや音の組み合わせ、リズムなど最低限のロジカルなルールを知った上で感覚的に心地よさを音の中に探す作業だと思っている。(作曲したことありませんが)

東京で電車に乗ってて1分遅れたことに詫びる車内放送があるが、ぼくが感じるのは逆に大都会の大人数をこんな網の目のような複雑な線を1分単位を守っていることがすごいことだなと感じる。慣れるとそれが当たり前になって数分の遅れに対してクレームを入れる人が現れちゃうんだろうが、いくら完璧なプログラムであろうと今のところそれをハンドリングするのは人間なのでね。

要するにプログラムも人が作ってるんだけど、「必ずこうなる!」みたいにゴールとして思い込みが強くなるとちょっと厄介だなと思っちゃう。社会全体だってプログラムされてるけど、そんな簡単に思い描いたようには動かないしね。またあまりにもシビアに組み上げたプログラムはちょっとしたほころびが大渋滞を産んじゃったりね。

昔見た覚えのある話しで、コンピュータで機械が設計できるようになった頃ある複雑なメカニカルな歯車のシステムが完成した。設計したエンジニアは自信を持って初めて動かすところに立ち会った。しかしギクシャクして設計通りに滑らかに動かなかった。そこに熟達した職人さんが機械を眺めヤスリを数カ所入れると、なんとスムーズに動き出した。
ぼくはそんなエピソードが好きだし、ほんとうに現実的だとも思う。

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