#20 ときどき思い出すなぎなた部
ときどきふとなぎなたを思い出して、YouTubeでなぎなたの試合を見て、その度にまたやりたいなと思う。最近だと、第17回全国高等学校なぎなた選抜大会が3月20、21日に行われていた。このご時世で無観客での開催で試合の様子はYouTubeで生配信されていた。このnoteを書いている現在は非公開になっているが、少し前に自分は知らずにたまたま調べたときに見つけ、アーカイブを見ることができた。どうやら同期の弟が出場してて、一回戦、二回戦まで突破していて、嬉しかった。一本が決まるときはキレイに決まってるから、見ていて気持ちいいし、見返したくなる。見ていてドキドキしたし、またやりたいと思った。
なぎなたはそもそも全国的に競技人口が少なく、その上で男子より女子のほうが多い。なので簡単に全国に行けると言われ、入部してしまった。もちろんなぎなたを振らせてもらったときに楽しかったのもあるが。自分はそれまで小中と野球部だったので、初めての一対一の競技で、あの3分間の空気がすごい好きだ。自分の中ではまさに「心・技・体」で発声や決めるという気持ち、相手との駆け引きや相手を崩す技、手で振るのでなく体の動きで振り決めれるか、など。そして、高校生の試合では特に女子より男子のほうが肉体的に差ができやすいのもあり、試合がより自由というかいろんな技を使っていて、個人的に見ていても面白いし、試合をしているとより面白い。そして、ただ相手の打突部位に当てればいいのではなく、適切な発声と体のしめ、残心など、たくさんのポイントによって審判に判断される。この一本取るのがまた難しい。でも工夫して、強い気持ちで、取れたときはこれまたうれしい。野球とは違う完全に一対一の対戦がまたおもしろい。
また、なぎなたをやると気持ちがしまる。その試合なら3分間、練習なら一本一本を集中して、よりよくなるために考えてやるのが自分にとっていい感覚。今でもどこかたるんでるとき、ふと思い出し、どう考えて成長しようとしてたか、どう教わってたか、思い出して、同じように少し気持ちがしまる。またなぎなたをやりたい。
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