介護施設長が相性の良いスタッフを見つけるための3つのポイント!

介護施設の運営に携わる皆様、日々お疲れ様です。

多くの問題を抱え、先が見えないと感じることもあるかもしれませんが、一つ一つ課題を解決していくことで、必ず「自分が管理者として施設を良くした」と実感できるようになります。

私がアドバイスを提供しますので、ぜひ毎回の投稿を読んで実践してください。

前回は、施設の現状を正確に把握することの重要性についてお話しましたが、これだけでは土台として不十分です。

土台とは、日常業務として定着させるべきものです。

この土台がしっかりしていると、自分が次のステップに進む際にスムーズに引き継ぎができ、とても効果的です。

今回の土台となるポイントは、自分と相性の良い職員を見つけることです。

一般的にビジネスでは、仲良しだけでうまくいくものではないと言われますが、高齢者施設運営は通常のビジネスとは異なるため、私は違う意見を持っています。

高齢者施設運営は特異なビジネスモデルであり、現場と経営側の溝が深まっています。

2040年には高齢者数がピークを迎え、多くの施設が崩壊状態になると考えられています。

まずは、施設長や運営側の立場であるあなた自身が、意見交換がしやすいスタッフを見つけましょう。

これは時間がかかるかもしれません。

普段から親しくしているスタッフがいる場合、そのスタッフは一旦保留し、新たに親しくできるスタッフを探してください。

その理由は以下の3つです。

①内部や外部で相談役を見つける


施設運営に悩む中で、内部や外部に相談役はいますか?

一般的な経営者は様々な支援やセミナーを通じて学び続けています。

しかし、特に有料老人ホームの施設長は現場も兼務しており、「そんな時間はない!」という声もあるでしょう。

コロナ禍で警戒が必要な中で管理運営するためには、経営レベルを上げる必要があります。

しかし、その前にあなた自身が倒れてしまっては意味がありません。

メンタルが保てているうちに仲間を確保することが大切です。

②常にアウトプットする


アウトプットは自分の考えを整理するために必要です。

施設長は孤独になりやすく、考えをまとめるのに苦労することがあります。

会議や朝礼で発信しても反応が悪い場合、自分の考えを仲の良いスタッフにアウトプットし、自分自身で感じ取ってみてください。

言葉に出すことで「あれ?」と思うこともありますので、それを整理するためにも仲間を利用しましょう。

③反対意見も聞くようにする


孤独になると反対意見を素直に受け入れづらくなります。

それは心の余裕が足りないからです。

しかし、反対意見には必ず施設にとって良いものがあります。

それを受け止められるようになるためには、まず仲の良いスタッフから反対意見を聞く練習をしましょう。

これを繰り返すことで、多くの意見が出て経営のヒントになります。

まとめ

以上3点から、自分と相性の良いスタッフを見つけることが重要です。

多くの施設で急に入職した謎のスタッフが役立たずと思ったことはありませんか?

それは、このような仲間を入職させているからです。

それでも人件費をかけて雇うことで施設長は精神的に楽になります。

スタッフから好意的には思われないかもしれませんが、良い運営には必要な人件費ですので、可能であれば仲良しスタッフを雇うことをおすすめします。(私もその経験があります)

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