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気分だけは彫刻家!【ガンダムバルバトスルプスレクス ガンプラ制作#6 頭部編】
ご来訪ありがとうございます。
この記事はガンプラのお話です。彫刻とプラモデル、一見何の関係もなさそうですが、この両者の関係が今回のキーになります。
ガンプラは元々パーツが形作られており、そのまま組むことでイイ感じに仕上がります。これはガンプラを販売しているバンダイさんの技術力の賜と常々感謝しております。
しかーし、もう一歩つっこんで作るならば、そこには「彫る」楽しさが待っているのです!!
あらためましてこの記事は、ガンプラ作りに関して少々つっこんだ内容になっています。前回は胴体の改造についてご紹介しました。今回引き続き「頭部」についてお伝えしていきます。
今回はこのような内容になっています。
・ガンプラと彫刻
・頭部ビフォーアフター
・改造の詳細
最後までお付き合いの程、よろしくお願いします。
ガンプラと彫刻
彫刻とは
彫刻の製造プロセスとしては、石や木材などの素材を彫り込んで形象を作るものと、粘土や石膏などで徐々に肉付けして作るものがあり、狭義には前者を「彫刻(カービング)」、後者を「塑造(モデリング)」と呼ぶ
私の胸中では、ガンプラ制作の中でカービングもモデリングどちらの方法も使っています。今回の頭部については、主としてカービングを用いていると思うのです。
この解釈、間違っているようでしたらすみません。
なにがカービングなの?
まずはこの画像をご覧下さい。
左がビフォー、右がアフターです。
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そしてこちらが、ビフォーとアフターの中間になります。
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もはや、原型がありません。
この状態から自分の作りたい形状をめざして、ひたすら「彫って」いきます。これは正にカービングなのではないでしょうか。
これが楽しい!!
このように今回は、ほとんど原型のないモノから自分が思い描く形を彫っていく工程が多いです。そして、この工程が実に面白いのです!! mm単位以下の細かい作業になりますので、大変眼に負荷をかけることにはなります。ですが、次第に形ができてくる嬉しさと、失敗したら「リカバリー大変の刑」という緊迫した状況の中、「自分の彫り」のみが、その後を左右するという体験することができるのです。
こんなことを意識して彫っています
特に注意しているのことは次の2点です。
・常に全方向から見てバランスを調整すること。
2次元でとらえることと3次元でとらえることを、交互に行います。どこからみても形ができているということと、ぐるっと見ておかしくない造形というのは同義になります。
・常にシンメトリーになるように調整すること。
これがなかなかやっかいです。ですが、そもそもの基軸にこれを意識しないと、大きく崩れていきます。少しづつ少しづつ丁寧に彫ってやり、微妙な調整を行います。途中で眼がチカチカしてきたら休みます。
頭部ビフォー・アフター【未ヤスリ】
では、現状を見ていただきたいと思います。
※ ヤスリがけがまだ終わっていません。
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各番号はこのような改造です。
1.角先端形状変更1
2.角先端形状変更2
3.角先端形状変更3
4.頬別パーツ追加
5.側面形状変更
6.顎先端形状変更
改造の詳細
1.角先端形状変更1
見た目をゴツくするための改造です。プラ板を接着し、延長しました。
先端を尖らせることがセオリーなのですが、どうするかの最終はまだ決めていません。
2.角先端形状変更2
スタイリッシュにするための改造です。先端を尖らせました。
3.角先端形状変更3
見た目をゴツくし、更にスタイリッシュにするための改造です。12と同様にプラ板を接着し彫りました。
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4.頬別パーツ追加
見た目をゴツくするための改造です。
元々の頬にあたる部分を少し削り、別のパーツを接着しました。
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5.側面形状変更
見た目をゴツくするための改造です。
元々の頭部側面を少し削り、プラ板を接着します。その後、彫り込んでいって完成です。
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6.顎先端形状変更
スタイリッシュにするための改造です。
これもこれまでと同様、元のパーツを少し削り、プラ板を接着します。接着剤が乾いた後彫り込んで完成です。
なお、これが最終形というわけではなく、気の向くままいじっておりますので、今回ご紹介したものと最終形が大きく変わっているかも知れませんがご了承下さい。
次回
次回は、再調整箇所を説明していきます。
今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。ご縁があったことに感謝です。
人とのつながりと大切にし、これからも「読んでよかった」と思える記事を皆さんに届けられるよう努力して参ります。今後もどうぞよろしくお願いします。