僕はそれでもフラッシュを有効にする。SuperDepthが遊べるんだから
Chromeが今年の12月31日でFlash(Macromedia Flash)の対応を打ち切る。
現状でもFlashはデフォルト(初期設定)で無効化されており、有効化には自ら設定を行う必要がある。
その設定をすれば今でも往年の名作である『SuperDepth』が遊べる。
この記事では、
・ChromeでのFlashの有効化・無効化の仕方
・SuperDepthとは何か
・SuperDepthのプレイ画面
を紹介する。ついでに後書きで高校時代の思い出も書こうと思う。
プレイ場所
ChromeでのFlashの有効化・無効化
Chromeの設定タブを開いて、検索アイコン(虫眼鏡マーク)をタップして「Flash」と文字を入れて検索するか、以下の文字列をコピーしてアドレスバーへ流し込んで「Enter」キーを押す。
chrome://settings/content/flash?search=flash
「許可」を用いて、サイトを許可するか「最初に確認する」をタップしてON状態(青い丸が右に寄っている状態)にすれば現状でもFlashを利用できる。
Flashを使っているサイト「Bio 100% SuperDepth」へアクセスし、「画面」をクリックすればかの『SuperDepth』がPCで遊べる。
中央のブラウン管をタップすると…
Flash実行の確認が出てくるので許可をクリックし…
Flashが実行される! 後は画面をタップしてフォア化すると…
懐かしのゲーム『SuperDepth』が今でも遊べる!
SuperDepthってどんなゲーム?
ストーリー -Story of SuperDepth written by tacox-
西暦2011年。比類なき外宇宙からの攻撃により、人類は死滅した。
いや、正確に言えば、死滅したかに見えた、というべきであろう。
過 去に日本と呼ばれた国家の領土のなかで、
最南端に位置する孤島の沖 合いに構築された地下シェルターのなかに、
人類はその比類なき系譜 を辛うじてつなぎとめていたのである。
このシェルターには、かつて比類なきバッタ屋として名をはせたひとりの老人と、3人の若い男、ふたりの若い女性、そして猫が623匹に 犬が117匹、
みみずが1000匹、羊が65535匹いた。
この村社会の長ともいうべき老人は、もはや命の育むにふさわしくなくなった地球から脱出すべく、比類なき宇宙戦艦の建造に精を出していた。
もちろん、 人間5人と動物67275匹らも老人の元で
第2の地球を探す旅に出るべく、 懸命に働いていた。
数年後、かれらの比類なき努力により待望の比類なき宇宙戦艦は完成した。
老人はその黒光りするボディを眺め、目に涙を浮かべ、
ジュンとしながらこうつぶやいた。「この船をヤマ卜(ぼく)と名付ける」。
およそ70年前、このシェルターの近くで轟沈した、
かの巨大戦艦にあやかっての命名ではあったが、
もはや老人の脳は溶ろけつつあり、
なにやら比類なく間違ったネーミングがなされたのであった。
かくして、比類なき宇宙戦艦の、あてどもない旅が始まる。
号砲一 発轟かせ、いまヤマ卜が立つ!!
1990年代のPCゲームって、よくわからないバックボーンストーリーが付いている事が多く、このゲームもそのタイプ。
SuperDepthは戦艦大和がモチーフで、
1.海中ステージ
2.空ステージ
3.宇宙ステージ
4.ボスステージ
5.海中ステージ
6.……………
と3ステージ+ボスステージという構成のシューティングゲームになっている。
・海中面:固定面、左右移動
→ 海面にいるヤマトから魚雷を落として敵を殲滅
・空 面:固定面、左右移動
→ 空の敵をヤマトの砲台から弾薬を放って殲滅する
・宇宙面:左右スクロール、上下左右移動
→ 前後左右から襲ってくる敵を前方後方へ向けて放ち殲滅する
・ボス面:固定面、上下左右移動
→様々なタイプのボスを上下左右移動で交わし殲滅する
ステージ1 - 海中面
Z・Xキーで魚雷を前後に打ち分けられる。画面の魚型の機体を倒すとアイテムを落とすので、アイテムを取ってパワーアップしていく。
ステージ2 - 空中ステージ
ヤマトの宇宙への離脱を阻止すべく、敵は上空からも襲ってくる。Z・Xキーを使い分けて砲弾を前後に打ち分ける。(スクショの関係でミスってしまったよ…)
ステージ3 - 宇宙面
いきなりレベルが鬼上がりするの第三ステージ。今まで飾りのようだったレーダー(画面下)が非常に重要になる。
Z・Xキーでの前後の打ち分けで魚型の機体を上手く倒しつつ、敵&弾を避け続けないといけない。(スクショ取る時にまたミスったのでリトライした)
ステージ4 - ボス面
通称「ウニ」。赤い部分が弱点で、それ以外に弾を当ててもダメージが通らない。最初はパターン的な動きをしているが、何発か当てると暴走して突進してくる。
このボスは雑魚なので比較的簡単(スクショ取りながらでもミスなし)。
倒したら、真横につけて連射し加点を狙え!(スクショのせいで加点なし)
ステージ5 - 海ステージ再び
再びの海ステージ。ここから急激に難易度が上がっていく。敵の弾&ミサイルで回避不能のパターンが発生しやすいので、レーダーも結構重要。
ステージ6 - 空ステージ再び
案外、前回のステージ2と難易度が変わらないのがこのステージ。次の空ステージから敵新機体がでるが、どちらも比較的楽。
ここでパワーアップをできるだけ狙いたい。
ステージ7 - 宇宙ステージ再び
宇宙ステージは毎回鬼門。そして敵の新機体「クジラ」が非常に厄介で、スクショを取ることを言い訳にする前にやられてしまった。
後書き
私は中学・高校時代に、『SuperDepth』をやり込んだ。
当時は衝撃の事実を7周できるくらいの実力はあったが、久々にやり直してみると第二ボスの蛇を倒した後、次の海ステージでやられるくらい下手くそになっていた。
キーボードでやるシューティングゲームは、なかなかに難しかったのだと再確認した。
しかし、このFlash版のSuperDepthは本当に再現度が高い。
当時のBeep音を使った疑似マルチ和音(Beep音の高さを短時間で何回も切り替えることで、和音を再現した方法)のピコピコした音が好きだった。
SuperDepthのオープニング曲のMMLを、N88BASICから使用するためのプログラムを書いたり、色々と思い入れがある。
残り10ヶ月でSuperDepthと2度目のお別れをすると思うと、なかなかに物悲しい気持ちになる。
この記事を参考に、SuperDepthを初めてプレイする人がいたり、懐かしさを感じていただければ本望だ。
プレイ場所