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逆噴射小説大賞2024ライナーノーツ
去年に続き、逆噴射小説大賞2024に参加させていただきました。
今年も「書いてよし、読んでよし」の祭典に盛り上がりを見せ、私自身もまた勉強の良い機会となりました。
そのお礼も兼ねて、今年のライナーノーツをここに記します。
応募作
昨年に続き、こちらの1作での挑戦です。
私のライフワークバランスだと1作が限界です。
「2作出せ」とか「創作への熱意が足りない」だの
方々からお叱りの声が聞こえてきそうですが、
少なくともnoteでの創作において私は、
「自分のペースで無理なく続ける創作」
を前提に活動すると決めているので、
自分が無理して創作が嫌になるくらいなら書かない。
その時その場のベストが出せれば万事よろし。
どうか悪しからず。
制作過程とか
元々この作品は別の公募用に執筆していた作品だったのですが、仕事やら何やらで結局締切りに間に合わず……。
流石にそのままオクラにするのは忍びないので、今年の逆噴射に白羽の矢を立てたのでした。
なので本来はもう少し長い話を想定していたので、800字にまとめるのが最大の課題でした。
800字、つまり原稿用紙2枚分となると人が口に出して読み上げるのに3分前後、映像作品なら5分未満位でしょうか?
それくらいの規模間をイメージして、描写や台詞を書くべきか書かない(続きには存在する内容含め)べきか悩みました。
(話脱線しますが、
昔演劇部の先輩が大会でどうしてもやりたい作品があるからと言って、本来90分はかかる作品を無理やり台詞削って60分に縮めて上演したんですね。
それはそれはひどい有様ですよ。だって話端折《はしょ》ったら、話の緩急も背景描写もあったもんじゃないですからね。
だから創作においては禁忌なんですよ、本当は。
しかしこの問題プロアマ関わらず諸事情で止む無く発生するのも然りで、素人同然の私がとやかく言っても致し方ないことですが、やるんだったら一流の外科医よろしく切っていいとこ悪いとこを見定めてほしいものです)
すみません、話戻ります。
ストーリー調整にあたっては、去年の反省点として(前作が箸にも棒にも掛からなかったため)その原因分析を踏まえて書こうと思いました。
その結論として
自分の中で「上手く書いてやろう」という安易なエゴがあったこと
そもそも自分自身が本当に続きを書きたいか?と言われるとそうではなかったこと。
がありました。それを踏まえて今回は、
「登場人物の感情をストレートにぶちまけること」と「自分でも続きが気になる作品を出す」というのを目標に書いてみました。
変に気取らずお上品にかっこよく決めようとせずに、今の自分がぶつけられるものをぶつけてみようと思い書いた次第です。
ストーリー自体も当初応募に出そうとした時から続きがある想定で書いていた(エンディングもそれなりに考えている)ため、落ち着いたら連載として公開しようと考えてます。
実際できているのかは読み手にもよるかと思いますので、あとは人事尽くしてなんとやらです。
見出しのイラストについて
私は普段のnoteの投稿では極力AI画像を見出しに使わないようにしている。
理由は長くなるのと、AIに関する話をこれとは別の投稿で語りたいと思っているので今回は割愛。
(書く予定だけは一丁前にする私)
念のために言っておきますが私は生成AIに対しては中立の立場です。
特段良いとも悪いとも思ってません。
論争は他所でやってください。
ただ今回はAI生成にして良かったと感じるのは、
「人ならざる者感の表現」にとても役立ったこと。
それは「目の表現」にあります。
人間の顔やそれを模した者に恐怖を覚える、いわゆる「恐怖の谷」現象でおそらくその一因を助長させているのが「目」だと私は思っています。
どこを見ているのか分からない目
何を考えているのか分からない目
焦点が定まっていない気味悪い目
これを表現するには今のAIが丁度いいのではと、敢えてデメリットをメリットにしてしまおうという魂胆なのでした。
(因みに見出し絵は作品の評価とは一切関係ないので、無駄な努力と言えばそうなんだけど)
つまるところ、
「逆に、人間を模した人ならざる者=人外設定のキャラであれば、AIに描かせた方がいいものが創れるのではないか」というわけです。
宇宙人とか妖怪とか人のガワだけ似せても最後には主人公に
「お前さては○○じゃないな」
「フフフ、バレてしまっては仕方ない」
ていうお約束のアレですね。
もはやネタバレなので言いますが、見出し絵の彼女=ヒロインは人外です。
しかも丁度ギリギリcopilotが例の改悪される10月初旬前に生成できたので、こればかりは本当に運の巡りが良かったと思います。
というわけで未だ名前も決めていない彼女には、もう暫くヒロインと見出しのお仕事を頑張ってもらいます。
いい加減な創造主でほんと申し訳ない。
今後の展望
何はともあれ、選考結果次第という所もありますが、一つでも先行突破できればありがたいことです。
とはいえ創作とは底なしの世界
まだまだ上には上があるということを忘れず、
精進を怠ることなく、これからも創作を続けていきたいと思います。
まずは連載とAI語りでしょうかね。
いつになるかわかりませんが気長にお待ちください。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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