中川李枝子先生、ありがとうございました。
今朝起きがけに訃報を知りました。
『ぐりとぐら』シリーズ、『いやいやえん』
『そらいろのたね』など。
二人の息子の育児時代には、常に傍にありました。
寝る前の絵本の読み聞かせに何度も登場したし、遊びの合間に絵本で一休みということもありました。
中川李枝子先生の文章と、山脇百合子先生のイラストが親子の心を和ませてくれました。
なかでも『ぐりとぐら』は刊行されて６０年以上と、今でもロングセラーを続けています。
全国の書店の児童書コーナーには必ず常備されているし、幼稚園や保育園では保育士の先生たちが、暗記できるほどに何度も読み聞かせをしたと思います。
その人気は日本だけではなく、海外でも例外ではありません。
アジアやヨーロッパなどの14の国と地域でも翻訳され、海外でも累計で250万部余りが発行されています。
私の本棚にある『ぐりとぐら』シリーズの絵本は、ずいぶんくたびれて子どもたちの手垢で黄ばんでしまっています。
でもハードカバーで丈夫だし、ページも破れることなく健在です。
いつになるかわかりませんが、孫が我が家にやってきたら、再び出番がやってくるはず。
それまでは本棚でそっと眠っていてもらいます。
中川李枝子先生、ありがとうございました。
ご冥福をお祈り申し上げます。