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鰐淵寺(がくえんじ)へ行ってきました~弁慶が修行した場所~
地元にいながら去年始めて参拝しました。
去年は天気が良くて、もっと紅葉が鮮やかだったのですが、今日は雨上がりで落ち葉も濡れてくすんでしまっていました。
鰐淵寺は島根県出雲市にあり、平安時代末期に修験道の霊地として知られるようになりました。
推古2年(594年)に信濃国の智春上人(ちしゅんしょうにん)が出雲市の旅伏山(たぶしさん)に着き、推古天皇の眼の病を治すために当地の「浮浪の滝」に祈ったところ平癒されたので、祈願成就のお礼に建立された勅願寺であるといわれています。
智春が滝壷に仏器を落とした際、鰐(ワニザメ)がこれをくわえて浮かび上ったという言い伝えがあり、浮浪山鰐淵寺と称するようになったそうです。
ご本尊は千手観世音菩薩と薬師如来の2体。
鰐淵寺には西塔武蔵坊弁慶にまつわる伝説もあります。
今の島根県松江市で生まれた弁慶は、鰐淵寺で修業したそうです。
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灯篭を甲羅に乗せて重そうです。
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弁慶は「大山寺」(現在の鳥取県大山町の山中にある寺)の釣鐘をかつぎ、鰐淵寺まで約101kmある山道を一晩で持ち帰ったといわれています。
この階段を登ったそうなんですが、人間業ではないですね。
その釣鐘は国の重要文化財に指定され、古代出雲歴史博物館に寄託されています。
この根本堂にたどり着いた時に、雨が降ってきたのでしばらく雨宿りをさせていただきました。
落ち葉にあたる雨音がとても心地良かったです。
そして次に蔵王堂へ
蔵王堂は浮浪滝にあり、入り口から徒歩8分と書かれているんですが、侮ることなかれ!
修験者の守護神「蔵王権現」の聖地だけあって、一歩踏み外すと崖に落ちてしまいそうな道を歩いていきます。
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昔の人たちの信仰心には驚かされます。
鈍感な私にもここがパワースポットだということが分かります。
蔵王堂の上の崖から滝が降りそそいでいて神秘的。
滝の裏の岩窟に蔵王堂がはめ込まれるように建っています。
弁慶もこの滝に打たれて修行したそうですよ。