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アイルランド国内旅行Belfast編②
2日目のアルスター民俗博物館を堪能したあとは、またベルファストのシティセンターに戻って、観光を続けた。
イギリスの100均こと、"£1ショップ"。当時は円安の極みということもあり、ほぼダブルスコア(£1=190円)だったと思う。
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市内を歩いていてまず目に飛び込んでくるのは、アイルランドではあまり見なかったテイストのペイントたち。北アイルランド問題は今も完全に解決したとは言いづらい部分でもある。
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教会や建築物がアイルランドとどんな感じで違うのか気になっていたので、とりあえず教会や大聖堂を散策。
カトリックが多い住宅地に、ベルファストで1番かもしれないくらい立派な大聖堂があった。聖ピーター大聖堂。内装も豪華で、ステンドグラスもすごく綺麗で、でも落ち着いた雰囲気なのが素敵だった。
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ゴシック様式の尖塔で、中の装飾も美しい聖ピーター大聖堂。
カトリックの建築物の特徴がたくさんあったけれど、次の聖アン大聖堂は"聖公会"というまた違った宗派の大聖堂で、これまでアイルランド国内で見てきた教会とは少し内装の雰囲気が違ったのが興味深かった。
"聖公会"はカトリックとプロテスタントの間を取った宗派で、馴染のある言葉に言い換えるとあの"イギリス国教会" である。(アン・ブーリン大好き)
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外観はゴシック様式だったけど、中の雰囲気の違いが面白くて、他の国の教会もすごく気になった。入れないけど一般家庭の間取りとかもやっぱ違うのかな?
明らかにベルファストに来てからレンガ造りの家が増えて、カラフルなアイルランドらしい家は全然見なかった。
そして、とうとう平和の壁に向かうことにした。事前に北アイルランド問題の勉強をしておくべきだったとすごく後悔した。
後から映画とかで得た知識をもとにすごく簡単にいうと、
平和の壁を隔てて、ナショナリスト(アイルランド共和主義者)が多い地域とユニオニスト(イギリス主義者)が多い地域が存在する。
ナショナリストは通常、アイルランド共和国との統一を支持しており、ユニオニストはイギリスとの統一を支持している。ユニオニストコミュニティーが主に存在する地域として、イーストベルファスト、サウスベルファストなどがある。
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これらの考えを持つ人たちが武力衝突しないように築かれていったのが平和の壁。
今は概ね解決したという解釈がされているけれど、一部の地域では抑止力も兼ねて、夜間はゲートが閉じられている。
こういった紛争は正解もないし、
ただ、"お互い自分たちらしく存在したいと考える、異なったグループの人たち"と、それが実現出来ない"問題"が存在してるだけなんだと思う。
"問題"が悪いだけで、そう考える人たちは悪くない。難しいなあ。
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今では観光地となっていて、最後の写真のようにブラックタクシーで名所を回れたりもする。
ちなみに日本に帰ってきてから、リベリオン、ベルファストとかいくつか映画を観たんだけど、どの作品も双方の悲劇の描写がちゃんとあって、啓蒙作品としていいなあと思った。
ちょっと最後にしんみりしてしまったけど、これが私のアイルランドでの初お泊り旅行!!
全部見ようと思えばあと数日は必要な町だったけど、駆け足で行きたいところだけ行きまくった旅だった。
おわり!