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ハゼ小屋の修復

いやー久しぶりにガチの農作業をした。
とは言ってもお米作りには直接関係のない作業。
冬場は田んぼの仕事もあるにはあるけど、主には機械のメンテナンス作業とか、田んぼの排水をよくしたりとか、そういう農繁期にはできない仕事をやる。中には何年か後回しにしていた作業もあったりで。

今日のハゼ小屋の修理の作業は、2年くらい前からお借りした田んぼに設置されていたもの。請け負った当初から後ろ側に傾いていて、年々その傾きがひどくなってきていた。いつか、後ろに倒れてしまうのではないかとヒヤヒヤしていた。地主さんはもう高齢で、田んぼの仕事ができないので僕に田んぼを貸してくれたわけで、ハゼ小屋のことももう自力では修復不可能とのことだった。だから、倒さないようになるべくデリケートに扱ってくれと言われていたのだ。

ハゼ小屋も近年は、ハザかけで収穫をする人が減っており、取り壊されることが多くなってきた。多くはコンバインでの収穫に移行している。ただ、がんも農場ではもち米とカミアカリという品種だけはコンバインで混じらないように清掃をするのが大変なので、ハザかけで収穫している。

今回のハゼ小屋に収納されている道具類も、地主さんのご厚意でお借りして収穫作業をさせてもらっているので、ハゼ小屋も今回意を決して修復することにした。

傾いている原因を探ると、どうやら後ろ側の柱の下にあるブロックの基礎が土の中に沈み込んでしまっていた。ちょうどハゼ小屋の後ろには用水が流れていて、その用水にも泥が溜まっている。用水からオーバーフローした水がハゼ小屋のブロック付近にもかかってしまい、泥をさらってしまっていた。

そこで、用水の泥をまず綺麗にあげた。この作業は先週、親戚のたくちゃんと妻のさきちゃんと一緒にやった。その後。ハゼ小屋の中身を全て出して、整理整頓。

車のタイヤ交換用のジャッキアップでハゼ小屋を上げて、沈み込んだブロックの下にコンクリの板を入れて嵩上げをしていった。

また、屋根も歪んでいた。単管パイプを打ち込んで、ばんせんで柱に抱かせ、屋根が歪みずらくなるようにした。

ハゼ小屋自体の柱も鉄の腐食が進み、いつまでもつかは不明だが、これで当面は使っていけるだろうと思う。
全てが終わってから地主さんに報告したところ、喜んでくれていた。

またこれで今シーズンもハザかけができるだろう。

僕もさきちゃんも半日力仕事をしたのでクタクタ。

メンテナンスの仕事はまだまだ続く。
でもその前に、栽培計画を完成させなくてはならない。


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