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インドからのお客さん

ひょんなご縁で、インドからの訪問者がご家族4人で我が家に来てくれた。アテンドしてくれた友人家族によると、東京や京都ではなく、カントリーサイドを楽しみたいとのこと。お餅つきを体験させてあげたいとの申し出が。

せっかく遠方から来てくれた客人である。最大限のおもてなしをするのが日本人スピリッツではなかろうか。ちょうど我が家では鏡餅用に毎年年末にお餅つきをやっている。ならば、みんなでお餅つきをしようということに。

よくよく聞いたら驚いた。
インドから来ると聞けば、インド出身の方かと思うけど、そうではなかった。インドに在住のカナダ人。それも中国系の方。見た目は僕らと同じアジア人。しかし、北米カナダで生まれて今はインドに住んでいる。どんなアイデンティティをお持ちの方々なのか。頭にはハテナがたくさん灯った。

しかし、一つ大きな問題がある。僕は英語が不自由なのである。
本当は目の前に来てくれた人と、その場でおしゃべりをしながら、僕には全く想像できない人生を送ってきた方の話を聞いてみたい。
今まで何度となく、英語を話す知り合いがいたはずなのに、真剣にコミュニケーションを取るための勉強をしなかった自分を悔やむ。。。

とにもかくにも皆さんがいらっしゃって、お餅つきを堪能してくれた。
長野の片田舎にはるばる来てくれたことに感謝。

娘のやっちゃんも、来てくれた家族の子供たちと遊んで少しばかり
刺激を受けていたようだった。折しも英会話教室に行ってみたいと言っていたタイミングで、英語を話す子供たちと触れ合うことができた。ましてや自分と同じ日本人の子たちが話す英語も目の当たりにした。自分も話してみたいときっと少しは思ったに違いない。

3年ほど前にも、今回アテンドしてくれた友人家族のご縁で、イギリスから来た青年がうちに泊まっていってくれたことがある。その時の娘は小さすぎて、イギリスから来たということはわかっていても、言葉の違いはよくわかっていなかった。今は明確にわかるだろう。自分は日本語を話すが、英語を話す人とは言葉を交わすことが難しい。

話は当日に戻って、インドから来たお父さんから質問をもらった。

「どうして小さい規模でお米農家をやってるのか?」

そこには僕なりの理由があるのだけども、文脈を共有できてない方にどう説明すべきか正直すごく悩んだ。そして自分の言葉でしっかりと説明できないことがとても残念だった。

それと、とてもクリアな視点でその質問をされて、自分自身について考え直した方がいいと思い直した。

「なぜ今のスタイルで農業をやっているのか。」

農業を志した2010年とは時代も環境も大きく変わっている。
問い直すべきタイミングが来ている。

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