岩手県ART研究会
私が所属している京野アートクリニックが主催して、
18日(水)に岩手県ART研究会を開催いたします。
今回のテーマはずばり妊孕性温存です。
岩手県は面積は広いのですが、実は生殖補助医療施設が2施設しかありません。プライベートクリニックはうちのみという状況です。
一方で、がん治療施設は多くあり、県立の多くの医療機関が存在しています。
現在、日本では都道府県に分けてネットワークをつくり、その中の活動を活発化させることを妊孕性温存のメインの活動としています。
医療者同士の連携は実は大変重要なことです。
がん治療をしている患者さんは、様々な不安を抱えながら、日々葛藤しています。その中で、主治医の先生の言葉のちからというのは想像を絶するものがあります。
また、がんと生殖という分野では、専門性が全く異なりますので、理解が足りないというのは本来当たり前のことです。
それらをしっかりと事前に補い、わからないことがあれば、即座に声がけできるような連携が欠かせません。
東京は施設が多すぎて、それも困難ではありますが、
岩手は施設が限られるので、より密な連携がとれると思っています。
今後もZoomなどを活用して、様々に発信していくことで、
まずは医療者同士の繋がり、そして市政を巻き込んでの情報発信につなげていければと考えております。
今回は特別ゲストに、兵庫医科大学の産婦人科主任教授の柴原先生をお招きしております。
兵庫は妊孕性温存のネットワークが非常に活発で、有効に機能しております。その中心が、兵庫医科大学を中心とした連携体制だと思います。
そうした点も、可能な範囲でご教示いただこうと思っております!
ご興味ある方はぜひご参加下さい。(医療者限定)
よろしければサポートをお願いします! 主に、不妊治療や若年がん患者の方の妊孕性温存に関する情報収集の書籍代や活動費用に充てさせていただきます。