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がんもどきの損害査定書:Return of the Obra Dinn

ずっと積みゲーと化していた「Return of the Obra Dinn」をクリアしましたので感想を残します。
いつもどおりネタバレあり感想なので、プレイしていない方はまだ読まないでくださいね!


1.記録系

ここまでくらいなら読んでもネタバレにはならないゾーン。
・プレイ時間:10.7時間
・実績:14 / 16 (シークレット以外すべて)

シークレット実績以外は取れたので、ざっと11時間くらいでクリアできるゲームでした。


↓(ネタバレ防止スクロール)














2.どこがおもしろかった?

名作との評判に負けない面白いゲームでした。
謎解きゲームが好きで、そこそこプレイしてきましたが、オブラディンのような本格的推理ゲームをプレイできたのは久しぶりでした。
(皆様と比べるとあまりたくさんのゲームをやってきたとは言えませんが)

裏付けを集めて自分なりの推理を展開できるゲームとしては逆転裁判を思い出しました。ゲームが逆転裁判に似ているわけではなく、方角がなんとなく一緒くらいのニュアンスで捉えてください。

最初から脱線していますが、個人的にオブラディンで一番好きなところは、推理の途中で正解を得られるところです。
「全部はわかってないけどここまでわかりました」と、提出した推理が正しいか明確にしてくれる設計は僕に優しく、気疲れも無く飽きずにプレイできました。
「これが合ってるなら、こいつは○○さんだな」
みたいに、正しいロジックを組み立てている感覚が脳に大変良かったです。

次点で好きなところはクトゥルフ神話TRPGみたいな世界を傍観者として観察できるところです。
ジャンプスケアが苦手なので、クトゥルフ系の神話生物に自分がひどい目に合わされる展開だとしんどいですが、オブラディンは事後の世界なので安心して、好奇心に任せて探索できるところが楽しかったですね。

ストーリーはクトゥルフ神話TRPGのルルブにあるシナリオみを感じました。よくプレーヤーが死ぬタイプのシナリオです。そこまでTRPGやらないので、個人的な主観ということはお伝えしておきます。クラーケンとクトゥルフがごっちゃになってるあたりに、にわかっぷりが出ています。

3.やや文句

P14の比率が高すぎる…
後半はP14のシーンに行きまくって、寝袋の番号と人を照合させる作業になっていて苦痛でした。(マバとかオミット・グールとか)
ちゃんと推理できてない証拠かもしれませんが…。

4.ちゃんと絵でわかる人種

絵は結構画質粗めなのに、インドの方々はインド人っぽくなっていて表現力がすごいなと思いました。
司厨手のズンギ・サーティーは甲板員のインド人4人組と別行動なのに顔がインド人ぽいってだけで当てたので、表現がしっかりしている証拠だと感じています。
インドの方々の顔が濃いだけかもしれませんが…(失礼)
フォルモサ(台湾)の皆さんはアジアなのですごい見覚えがあります。


5.残った疑問

「センチョウ」

リム・ブンランが流刑にされる前に言ってた言葉です。
おそらくティモシー・ブーテメントのことを言っていたのかと思いますが、船長ではないので疑問でした。
その場には居ないけど船長に助けを求めたのかな?

実はサイコ紳士:ヘンリー・エバンス

ヘンリー・エバンスさんがマーティンさんのモンキー殺したのが謎でした。
「人の探求欲の犠牲となった」と言われているが、モンキー殺してみたかっただけなのか、モンキー殺すことで何か起こるかもと思っていたのか。
殺した猿の手首を持っていたのも怖いのに主人公に送り付けるのはもっと怖い。

もしかして主人公に懐中時計使わせるために殺したのかな?
そうじゃなかったらもうただ怖い人になるからそうであってくれ。

6.最後まで残った人

檣楼員に苦戦しました。
最後は3~4人名前と顔が一致しなかったので当てずっぽうで当てました。
当てずっぽうでも見つかればいいのだ、とは思いつつ露骨なヒントがあったら恥ずかしい。

ルイス・ウォーカー

ずっと見る。ずっと見るのに全然わからん。

マバ

刺青がイカついので楽勝だろとタカをくくっていたらヒントが全然なくて最後まで残りました。

オミット・グール

ターバンひげおじ。ペルシャの方々の服がわからず、ターバン=インドになり最後まで絞り切れませんでした。


7.印象的だった人

エドワード・スプラット(画家)

う○ちの人。
死亡シーンに行くたびに音を聞かせられるのは割とストレスでした。

アレクサンダー・ブース(甲板員)

コミュニティハブでネットミームと比較されている画像を見てからそれにしか見えなくなりました。

Steamコミュニティハブ Dentolini氏のスクショ引用

8.それやればよかった

クリア後に「船体図を紙で再現すると面白かった」という感想を見つけて、俺もそれやればよかったと思ったので残しておきます。
画力ある人は手帳再現したらめっちゃ面白そうですが、労力の方がかかりすぎるか。
ただ、思い出の品としては最高ですね。

以上!


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