DIY 雨水トイレ動力無し給水_ゴミフィルタ交換周期_2年8か月間データ
前回、2023年6月に公開した続きです。
今回、2年8か月間のデータを公開します。
シミュレーションも行い、今回の設備において最適な一日あたりの給水量60L/日で計算しています。
2021年8月16日に、四国化成製雨水タンク(500L)からトイレのロータンクへの給水を開始しました。
上水道と並列してロータンクへ動力無しで重力により給水しています。
量水器を取り付けて、雨水の下水道申請の認定されています。
上図の縦軸は、 累積の雨水トイレ給水量(m3)(立方メートル)です。
m3は馴染みない単位ですが、給水量1m3は1000L(リットル)です。
重さで言うと、水1Lは1kg(キログラム)、1000Lは1000kg=1t(トン)ですので、18m3で18t(トン)と結構な量ですね。
空から、たくさんの水(雨)が降ってくるのがよくわかります。
12月から3月の期間は、グラフは平らになっていて、トイレ給水量はほとんど変化していないので、雨がほとんど降らないことがよくわかります。
2022年8月付近で、量水器データがシミュレーションを下回るようになっています。
そして、2023年4月付近から明らかに量水器データとシミュレーションの乖離が大きくなってきています。
乖離の原因は、ゴミによりフィルターが目詰まりしていたためと思われます。
なお、フィルター交換の履歴はつぎのとおりです。
1回目 2022年5月 2日
2回目 2023年5月20日
3回目 2024年4月14日
図にその日をピックアップしています。
1回目の交換では、量水器データがシミュレーションを下回った直後でしたが、交換後に両者は並行して、一時的ですが再び量水器データがシミュレーションを上回りました。
2022年10月以降は、量水器データがシミュレーションを下回るようになっています。
2回目の交換では、明らかに量水器データが交換直後に上昇しています。
フィルター交換時のゴミについて、過去に記事を公開していますので、よろしければご覧ください。
図から、フィルター交換の周期を何日間にするべきかが判断できそうです。
約4か月間で交換したほうがよいと思います。
補足説明:
シミュレーションは、気象庁HPの降水量データを使用して、屋根有効面積や雨水タンク容量などの条件を加味してEXCELで計算しています。
簡単な式ですが、シミュレーションの精度は比較的によく現実を予測できるようです。
料金としては、202円/m3位なので、10m3で2020円の節約とちょっと少ないです。
金額よりも、エコと災害対策と考えましょう。
感想としては、トイレ給水される時、雨水がロータンクへ給水されるのが水音(みずおと)で分かるのですが、なんといいますか良いものですよ。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?