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【GameWith】アプリ外課金事業の概要と今後の展望について

みなさまこんにちは。GameWith IR担当でございます。
本日は、直近お問い合わせをいただくことが多いアプリ外課金事業について、先日開示した決算説明資料から抜粋して記事にさせていただこうと思います。


デジタルガレージとのパートナーシップ締結

2025年5月期第1四半期決算説明資料より抜粋

パートナーシップの概要

まず、先日プレスリリースさせていただいた通り、株式会社GameWithと、株式会社デジタルガレージは、アプリ外課金の利用促進によるユーザー、ゲーム会社への貢献を目指し、アプリ外課金事業の共同推進に向けた戦略的パートナーシップに関し、基本合意しました。
これをはじめとして、当社としては将来的にスマホゲームにおけるアプリ外課金でNo.1を目指します。

当社プレスリリース:https://gamewith.co.jp/posts/LMxFd1ly

「スマホソフトウェア競争促進法」の成立

背景として、日本でも2024年6月に「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律」(通称、「スマホソフトウェア競争促進法」)が成立したことがございます。近年、スマートフォン市場における自由な競争環境に向けて、EU・英国をはじめ世界各地で法案整備等の動きが活発化しており、その動きを受けて国内でも成立したのがこの法律です。これにより、スマホアプリにおけるプラットフォーマーの独占が緩和され、スマホゲーム・アプリ市場において、イノベーションが生まれる大きな転換期を迎えています。

アプリ外課金事業参入の背景

2025年5月期第1四半期決算説明資料より抜粋

国内メディア事業における市場環境

当社としてアプリ外課金事業へ参入する背景として、先述の法規制の緩和のほかに、国内メディア事業の成長鈍化があります。
創業期から当社の事業成長のドライバーとなってきた国内スマホゲーム市場の成長は鈍化しており、それに伴いメディア「GameWith」のPV(ページビュー)数は過去と比較して減少しております。さらに広告市況についても悪化しており、PVあたりの広告単価も低調な状況となっています。
そのような状況のもと、当社としても、既存メディア事業において、従来のアドネットワークやタイアップ等の広告ビジネス以外のマネタイズが急務となっています。

新たなマネタイズポイントの創出

成長が鈍化しているとはいえ、国内スマホゲームの市場規模は約1.2兆円と大きいです。当社のビジネスモデルとしては広告収入によるものがメインであるため、これまでスマホゲームの直接的な「課金」市場に対してアプローチすることはできませんでした。ところが、アプリ外課金が可能になることで、直接的にこの大きな市場へリーチすることが可能になります。
国内No.1メディアとしてのユーザー接点を活かして、アプリ外課金事業へ参入し、新たなマネタイズポイントを創出していく想定です。

アプリ外課金とは

2025年5月期第1四半期決算説明資料より抜粋

そもそも「アプリ外課金」とは、ユーザーがアプリ内ではなく外部のWebサイトで課金を行う課金方式のことです。これまでスマホアプリの課金といえば、AppleやGoogleを介したアプリ内から直接課金する方式がほとんどでした。しかし、こちらの方式については手数料が約30%と高く、アプリ事業者の負担となっていました。
これに対してアプリ外課金はアプリ内課金と比較してゲーム会社が支払う手数料が低いことに加え、ユーザーもゲーム内アイテム等をお得に購入できることが多く、ユーザーとゲーム会社双方にとってメリットがあります。
先述の「スマホソフトウェア競争促進法」の成立により、アプリ外課金導入の動きが加速しており、当社としてもチャンスと捉えています。

アプリ外課金事業の概要

2025年5月期第1四半期決算説明資料より抜粋

スマホゲームの課金収入向上

GameWithがアプリ外課金事業に参入することで得られるであろう効果の1つがスマホゲームの課金収入自体を向上させることです。
従来のアプリ内課金では、ユーザーの課金行動はスマホゲーム内で基本的には完結していました。アプリ外課金が可能になることで、ユーザーがメディアから情報を得てそのままシームレスに課金行動に移ることが可能になります。これにより、ユーザーの課金体験が向上することにより、課金収入の向上が期待できます。

決済手数料の削減

もう1つはシンプルに決済手数料の削減です。手数料率の安いアプリ外課金の利用率が向上すれば、必然的にスマホゲーム会社の収益も向上します。

スマホゲーム業界全体の収益改善に貢献

GameWithがアプリ外課金事業に参入することで上記の効果が期待され、スマホゲーム業界に新たなビジネスモデルを創出し、以前と比較して成長が鈍化しているスマホゲーム業界全体の収益向上に貢献していきたいと考えています。
それと同時に、当社として約1.2兆円の市場にリーチし、GameWithとして新たなマネタイズポイントを作っていきます。

アプリ外課金事業の今後の展望

2025年5月期第1四半期決算説明資料より抜粋

GameWithのサイト内に決済機能を追加することを検討

従来のメディアの機能としてはユーザーにゲームの攻略情報や紹介情報を提供することがメインでした。そのユーザー基盤を活かして、多くのゲーム会社に商材を提供してタイアップ広告収入を得るビジネスも展開しております。
今後は従来の機能に加え、メディアに決済機能を追加することを検討しています。これにより、ユーザーはGameWithサイト内から直接課金が可能になり、これを商材としてゲーム会社に展開していく想定です。

ユーザーのメリット

ユーザーとしては、まず従来のアプリ内課金と比べてゲーム会社側の手数料が低いため、お得にゲーム内アイテムが購入できるように設定されていることが多く、シンプルにお得に購入できるというメリットがあります。
それに加え、GameWithが課金するうえで必要な情報や機能を適切に提供していくため、課金における体験が向上する想定です。例えば、倒せない敵の攻略情報をGameWithで調べると最適なキャラをおすすめされ、そのまま直接そのキャラが出るガチャに課金できる等です。

ゲーム会社のメリット

ゲーム会社としては、決済手数料がアプリ内課金と比較して安いことがまず大きなメリットといえます。また、アプリ外課金の仕組みを自社で開発すると工数がかかるため、開発なしで利用できる点もメリットです。
さらに、国内No.1ゲームメディアであるGameWithのゲーマーへのリーチ力とユーザーへの最適な情報発信ができる点で、アプリ外課金の利用率を高めることができる点が、GameWithの決済機能を利用いただく大きなメリットとなると考えています。

おわりに

以上、ここまで現状で想定しているアプリ外課金事業の概要についてご説明させていただきました。
アプリ外課金はこれから本格的に開始していくものです。まずはしっかりと事業として成り立たせていく必要があります。また追加で発信すべき情報がでてきましたら適宜発信していきたいと存じますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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