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【防災】知ってすぐに使える!分かりやすくまとめた「防災知識集」 【南海トラフと首都直下型への備えを】

今日9月1日が防災の日という事で、FAQ形式で「すぐに使える防災知識集」を書いています。

事前に知って対策しておけば、南海トラフと首都直下型地震が来ても、命が助かる可能性が上がります。

ぜひ地震が来ていない今のうちに、知識を仕入れて対策をしておいて下さい。

※随時、内容を書き足していきますので、定期的に見直してみて下さい。

<注意>
■当noteに掲載された内容の閲覧によって生じたいかなる損害に関しても、筆者は一切の責任を負いません。

■商品の概観の参考用に、Amazonのアソシエイトリンクを貼っています。

(見出し画像クリエイター:シゲク様)


突然地震が起きたらどうすればいい?

【南海トラフ 巨大地震注意】大地震発生時にするべき10のポイント | ウェザーニュース

大地震を生き延びるために… 地震発生時にとるべき行動を知っていますか? | 人が死なない防災

■建物内や部屋の中で地震が発生した場合

  • 腰を低くし、頭をガードする

  • 机やテーブルの下に隠れる

  • クッションやヘルメットが近くにあれば被る

  • 火元は消し、ガスの元栓を閉じる

  • 電気のブレーカーを落とす

  • 揺れが収まったら、扉や窓の避難経路を探す

  • 非常用持ち出し袋や防災リュックを持って脱出する

  • エレベーターは使わず階段で下りる

■エレベーターに乗っている時に地震が発生した場合

  • 全ての階のボタンを押し、最初に止まった階で外に出る

■屋外にいる時に地震が発生した場合

  • 電柱、ブロック塀、自動販売機、看板、高い建物から離れる

  • 建物の外壁から離れる

  • 場合によっては、建物の中の方が安全という事もある

  • 崖の斜面や落石の危険がある場所から、即座に離れる

■クルマを運転中に地震が発生した場合

  • ハザードランプを点灯させ、道路の左側に停車する

  • 揺れがおさまるまで車内で待機する

  • 避難する場合、鍵を挿したままにして避難する
    (クルマが邪魔になった場合、移動できるようにしておく)

■海の近くで地震が発生した場合

  • 津波の危険があるため、即座に海岸を離れて高台に移動する

■コンビニやスーパー等で地震が発生した場合

  • 陳列棚から離れて安全を確保する

地震で揺れた時にやってはいけない事・NG集

  • 外の様子を見るために窓に近付く⇒NG
    窓が割れて怪我をする可能性がある

  • 裸足で部屋を歩いて逃げようとする⇒ケースバイケースだがNG
    倒れた家具や飛散したガラスで怪我をする可能性がある
    スリッパ等を用意しておき、スリッパで足をガードして移動する

  • エレベーターで逃げる⇒NG
    途中でエレベーターが止まる可能性がある
    階段で逃げるのが基本
    エレベーターに乗ってしまった場合は、全ての階のボタンを押して最初に止まった階で外に出る

  • ガスを付ける⇒NG
    ガス漏れして爆発する可能性がある

  • ブレーカーを上げて電気を付ける⇒NG
    ブレーカーを上げると通電火災が起きる可能性がある

  • クルマで避難する⇒ケースバイケースだがNG
    渋滞で逃げられない可能性が高い
    徒歩で移動できる避難所に避難する

避難場所の確認はどうすればいい?

ご自分の住地域のハザードマップを確認して下さい。

通常は、地域の学校や公民館、支援センター等が避難所になります。

家族と住んでいる場合は、予めどこへ避難するか、どうやって避難するか(徒歩、車等)を決めておくといいでしょう。

ハザードマップ(国土交通省ウェブサイト)

避難場所マップ(Yahoo!)

漫画や本で防災について知りたい

以下の漫画や本が内容がいいと思うのでリンクを掲載します。

Youtube動画で防災について知りたい

こちらのチャンネルで、気になった動画を見て下さい。

死なない防災!そなえるTV

プロの防災アドバイザーの方が作成しているため、一般の方の動画を見るよりも専門的でお奨めです。

  • 防災セットの基本!防災リュック・非常持出袋の種類と考え方

  • 非常持出袋パーフェクトガイド!防災リュックの作り方

防災といっても何すればいいの?

まず、住んでいる場所に対する、避難場所と避難経路の確認をします。
これは最優先でしておいた方がいいでしょう。

海岸付近等の津波の心配がある地域に住んでいる人は、高台や高い場所にある施設への避難経路を確認しておきましょう。
実際に一度行って見て確認しておくのがいいと思います。

次に、住んでいる部屋にある家具(タンスやベッド)が、地震で滑ったり倒れないよう、突っ張り棒やワイヤー、ストッパーで固定します。
また、ガラスが割れて飛散しないようにフィルムを貼る等の対策を行います。

最後に、最低限の防災グッズを集めて、リュックやポーチ等に入れておきます。災害時にいつでも持ち出せるようにします。

その後、非常食、ポータブル電源、防災グッズ一式等を、少しずつ拡充していきます。

■防災で行っておくべき事(優先度順)

1.避難場所・避難経路の確認
2.海岸付近や低い場所に住んでいる人は高台や高い場所の避難施設の確認
3.部屋の家具を突っ張り棒やワイヤーで固定、ガラスに飛散防止フィルムの貼り付け
4.最低限の防災グッズを一式揃えてリュックやポーチに入れる
5.非常食やポータブル電源等の、防災グッズを拡充する

災害時は避難所に避難した方がよい?

ケースバイケースです。
家が津波に飲まれてなくなった等の場合は避難所に行くしかない場合もあります。

が、多くの自治体は「在宅避難」を推奨しています。
緊急のケースを除き、基本は在宅避難の方が長期災害にも向いていると思います。
理由は幾つかあります。

1.受け入れ可能な人数は多くて3割
避難所の数に対して、受け入れ可能な人数が都道府県毎に、大体2割から3割程度と決して高くありません。
避難所に行っても定員が一杯という可能性があります。

2.避難所は安全ではない、むしろ危険
災害時の色々な話から、避難所で問題・トラブルが起きる事が伝わっています。

  • 自分が持っている物資や食料を公平に分けるため等と言われて接収される

  • 生活音がうるさい、プライバシーがない、眠れない

  • 何の関係もない他の被災者のお世話を強要される

  • 犯罪に巻き込まれるリスク

  • 不潔な環境、感染症にかかるリスク

  • 施設を共同で使うため不便

  • コンセントは自由に使えない

3.避難所に行っても何ももらえない可能性が高い
避難所で受け入れしてもらえたとして、避難所が最低限提供するのは屋根のある建物と、寝れる床です。

避難所で物資や食料をもらえる事は、(通常は)ほぼありません。
毛布は運が良くて一人1枚もらえるかどうかです。
(水は救援物資として支給される可能性はあります)

また、避難所に行ってもホテルのような生活は出来ず、被災者の自分たちが運営者となる必要があります。

自治体は避難所に対して何のサービスもしません。
(自治体は避難所として建物等を指定するが、避難所を運営したりはしない)

よって、せっかく避難所に行っても、物資ももらえず、面倒事が増えるだけという事になっても不思議ではありません。

家が住める状態なら、在宅のままで自治体からの救援物資を待ちましょう。

すぐに揃えた方がいいグッズって何?

最低限、揃えた方がいいのは、以下のグッズです。

これらをリュックかポーチに入れて、災害発生時に持って逃げる用に、玄関等に置いておきます。

■スマホ
連絡手段や情報収集用のツール。
モバイルバッテリーとケーブルも一式セットで揃えておく。

■非常食と水
何でもいいので、食べられる物と水を用意する。
徐々に、賞味期限や保存期間が長い物を揃えていく。
携帯用の食料としては、ようかん(井村屋のえいようかん等)が推奨される。
備蓄用の食糧としては、アルファ米を使った水でも調理可能な製品が沢山販売されている。

■眼鏡・コンタクト
眼鏡やコンタクトをしている場合、予備の眼鏡・コンタクトを入れておくと安心できる。

■携帯用ライト
夜間の災害に備えて照明は必須。
普通のライトの他、ヘッドライトも推奨される。(両手が空くため)

■雨具
低体温症の防止に必要。

■下着の着替え
下着が濡れている場合も、同じく命の危険があるため、下着1着分だけでも用意しておく。

■現金
災害時は、キャッシュレス決済が止まる可能性が高い。
札と小銭を合わせた現金を、5000円~1万円程度用意しておくと便利。
(コンビニ、自販機、電車・バスの移動用等)

■携帯トイレ
外で災害時や断水時に、携帯トイレが必須。
取り合えず数回分だけでも用意しておきたい。
Amazonでの販売の他、ホームセンターや100均ショップの防災コーナーでも売っている。

■赤ちゃんのおしりふき
トイレットペーパー代わりの他、汗拭きシートの代用にもなるため便利。

■マスク
感染症対策、防塵用等に用意。

■ヘルメット
何はなくとも頭を守るのが最重要。
倒壊する家具や建物から確実に頭を守りたい。
折り畳み用のヘルメットも売られている。

■ラップ
怪我をした箇所に包帯の代わりに巻いたり、食器に巻いて食べる事で水洗いが不要になる等、万能の防災アイテムとして有名。

■ポリ袋、ビニール袋
ビニール製のポリ袋は自然界に存在しないため、持っているだけで有用性が高い。
何かを入れて運ぶ、簡易用トイレ、レインコートの代用、水を入れて給水タンクにする、被って風除けや寒さ対策等、様々な用途が考えられる。

防災ボトルっていうのが流行っているらしい?

防災ボトルという物を、警視庁災害対策課が使っているという事で話題になりました。

防災ボトル紹介の記事

防災ボトルは、防災のプロ向けのパッキング方法です。
一般の人は、普通にポーチやリュックに入れる方が無難です。

<防災ボトルが一般人に適していない理由>

  • ボトルに入るものがポーチやリュックよりも少なく、入れるグッズが限られる

  • 形状的にボトルに入らない物がある

  • 必要な物が底の方にあると、すぐに取り出せられない

入れ物の強度が心配な場合は、セミハードケース等の高強度の入れ物に入れて下さい。

グッズを入れる際は、まとめて放り込むのではなく、ジップロックやジッパーバッグの袋に小分けにして入れるといいです。
必要な物がすぐに取り出せる事と、防水効果を兼ねられます。

防災のため、マルチツールや十徳ナイフを持ち歩きたい

ナイフやブレード(刃)があるタイプの場合、持ち歩いていると、軽犯罪法に触れる可能性があります。
例えば、キャンプや釣りのためという理由でも、軽犯罪法に問われる可能性があります。

「刃(ブレード)部分が6センチ以上の場合のみ該当する」という話もありますが、長さに関係なく刃(ブレード)部分があるだけで、法に抵触する可能性があるため、ナイフ・ブレードタイプのあるツールは持ち歩かない方が無難です。

もし、どうしてもブレードタイプツールを持ち歩く場合、直ぐに取り出せないようにパッキングする、職質に備えて持ち運ぶ正当な理由を準備を用意する、等の対策が必要です。

防災のため、ライト(懐中電灯)を持ち歩きたい

夜間に地震の発生等で被災する可能性があるため、ライトを持ち歩きたいと思うのが自然ですが、ライト(懐中電灯)を所持していて軽犯罪法違反になった例があったようです。
ライトの所持はご自身の判断でお願いします。

Amazon等で売っている防災リュックを買った方がよい?

すぐにでも防災グッズ一式を揃えたいという人は、買っても問題ないです。
但し、防災リュックには以下の注意点があります。

特に、注文しても来るのが何ヶ月も先になるケースがあるため、まずは100均やホームセンターで必要な物を自分で集める方が早いと思われます。

※筆者は実際に防災リュックは買っていません。
(自分で個別に防災グッズを買い集めた)

<防災リュックを買う時の注意点>

  • 人気の防災リュックは数ヶ月以上入荷待ちとなっているため、すぐに手に入らない事がある

  • 防災リュックの中身は、100均ショップで買えるグッズが大半の事が多い
    (防災リュックを買わなくても、大抵の物は100均ショップ、ホームセンター等で揃えられる)

  • 中身がセット売りされているため、不良品や電池が入っていない等も考えられるが、返品出来ないため来た物を受け入れるしかない

  • 防災リュックの分かりやすいデザインは、災害時の混乱下で物資を横取りするために狙われる危険がある
    (黒や無地のリュックの方が心理的に狙われ難い)

災害時に使えるフリーWi-Fiサービス 00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)

大規模な災害時にだけ無料で使えるフリーWi-Fiサービスがあります。
サービス名は「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」。

00000JAPANは、携帯キャリアに関係なく使えます。
00000JAPANの使用には、パスワードは不要です。

詳しい情報はこちらで確認出来ます。

より詳しい防災知識が知りたい

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