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この海を支配するよなクジラ達素性辿ればカバに近くて
「これ、たんか?」その930でした。
空を飛ぶ鳥が滅んだ恐竜の子孫と思えば浪漫に溢れ
「これ、たんか?」その929でした。
それぞれの進化の過程違えども極めた姿今に現し
「これ、たんか?」その928でした。
動物を上から目線だけでなく素直に見ればその意義深く
「これ、たんか?」その927でした。
指折りて数えし日々のもどかしさそれさえ失くし願い叶わず
「これ、たんか?」その926でした。
悲しみを彩る絵の具尽き果てていつの間にやら誤魔化す色に
「これ、たんか?」その925でした。
猿真似の歌人は意味のなき歌をもったいつけて詠む振りをし
「これ、たんか?」その924でした。
文字頼り思い綴りてすがれども迷い惑わせ停めて已む無し
「これ、たんか?」その923でした。
愛しむ思いこの身にあるうちは路傍の花も可憐と感じて
「これ、たんか?」その922でした。
微妙なるこのニュアンスの違いさえ表す事に思い傾け
「これ、たんか?」その921でした。
切り札と言えるような技もなくただ繰り返しても己示せず
「これ、たんか?」その920でhした。
踏み出した一歩の歩幅小さくも前に進める感触確かで
「これ、たんか?」その919でした。
律儀にも小さき事から始めしも時間惜しめば元の木阿弥
「これ、たんか?」その918でした。
正攻法膝を正して身構えど応用利かず喰らう肩すかし
「これ、たんか?」その917でした。
冬と春その境目のせめぎ合い引くも攻めるもなお紙一重
「これ、たんか?」その916でした。
人のため歌詠めるほど技量なくただ我のため綴る虚しさ
「これ、たんか?」その915でした。