『冠の雪原』のアレコレ①
先日『冠の雪原』が配信された。クリスマスイブの夜にプレゼントを心待ちにする子供みたいにウキウキしていた自分。童心に帰ったような気持ちを久方ぶりに味わうなんて思わなかった。配信初日からプレイできたので、今回のDLCの醍醐味のいくつかを感想として記していこうと思う。
ただ、筆者自身まだすべての要素を試せているわけではないので何回かに分けて投稿しようかと考えている。
特性パッチの価格
「ちょっと奥さん、聞きました? 特性パッチのお値段?」
「マックス鉱石200個なんですってねえ! お高いわね~。ウチのえらこきゅう(ウオノラゴン)ちゃんの教育費に回してあげたいけど、なかなか手が出しづらくて……! 悔しいわ~」
と、近所のおばさん方の井戸端会議のネタになるくらい値が張っている。
てか、どう考えても高ぇよ! その価格はXYで初めて登場した「特性カプセル」と全く同じだ。(鉱石とBPの違いはあるが)しかも、★5の通常レイドの報酬でも1個。あからさまにダイマックスアドベンチャーで手に入れられる数が10倍ぐらい異なるあたり、開発側がアドベンチャーを推してきていることが伺える。
でも、200個って……。1週で10個前後の報酬だとして、単純計算で20週とか超だるい。剣盾新規ユーザー層と過去作で隠れ特性粘ってたユーザー層、両方への配慮をした結果「手に入れられるけど苦労はするぞ」という価格に落ち着いたんだと思う。
現状は先に述べた通り、アドベンチャー周回が最高効率。だが『鎧の孤島』配信後のランクバトルの報酬にヨロイ鉱石が追加されたことを考えると、来シーズン以降の報酬にマックス鉱石も追加されると予想しているが、はたしてどうなるやら。
ちなみに「特性カプセル」は世代を追うごとに価格が値下げされていったので「特性パッチ」も同じ道たどるチガイナーイ。
ストーリー性の薄さ
『鎧の孤島』に比べ、シナリオ自体が短かった。以前の記事でも書いたが、ストーリー性がイメージ出来なかった通り、「かなり薄いコンテンツだったなー」という感想しかなかった。基本的に伝説系のゲットを重視している分、ササッと終われる長さなのが際立った。
ただ、ピオニーという盛り上げ役がいたからこそ、フフッと笑えるシーン(顔芸や特技、オーバーリアクション)もあった。彼のシナリオでの貢献度は高く、『冠の雪原』においてなくてはならないキャラクターと言えよう。第1弾目のDLCではホップが登場したからか、今回はソニアだったもののストーリーとは絡まないのでおまけ的なものなのが個人的に残念だった。
アドベンチャーのレンタルポケモン
まだそこまでやり込んではいないものの、「なんてショボイ技構成なのでせう……」や、「そこコーチング使ってる暇あったら攻撃しろよ」とレンタルポケモンやNPCの行動基準がおかしくて笑ってしまう場面がちらほら。明らかに悪手なのに笑いを誘う時があり、初回のスイクンイベントでは負けた。
バリアがないだけマシだが、それでもレンタルポケモンの強さは運頼みなので安定した攻略ができるわけではない。さらに通常レイドとは異なり、毎回最初のターンに自分のダイマックス権はなく、(ダイマ切らないのに)NPCとローテーション式という仕様も不安定さに拍車をかけている。状態異常技や能力ランクの強化や弱体化が通るようになったのは救いではあるが。
NPCの行動はまぁ仕方ないにしても、技構成はせめてもう少しまともなモノにして欲しかったと切に思う。
アップデートないかなー。(ないよな、流石に)