FF7R|発売まで待ち切れないから先走って物語を振り返って ハァハァ しておく(1)|ファイナルファンタジーVII リメイク|FINAL FANTASY VII REMAKE
待ちに待ちに待ちに待った 2020 年 3 月 3 日(火)発売決定、「FINAL FANTASY VII REMAKE」。マジで、FF7R をプレイするまで、絶対に死ねないと思っていたし、周囲にもそう公言していたし、その後は死んでもいいからリメイクだけはやらせてくれって心から天に願っていました。
今回のリメイク、ミッドガル脱出までを濃厚に描くと発表されたので、これだけでは死ねなくなったのだが……具体的に発売日が決まったことで、逆に待ち切れなくなってしまったので、先走ってストーリーを振り返って ハァハァ しておきたいと思います。
実は、今日までに発表されたトレーラーをいくつか観ていて、それらがどんなシーンだったか、背景、前後、鮮明に思い出せなかった部分が多々あり、リメイクをプレイするからには、それではいかんなと。ストーリーを頭にしっかり浮かべつつ、あの当時の思い出と比較しながら、濃厚・濃密に、全身全霊でプレイしたい(正座)!
当時、私は中学生でした。思春期、真っ只中。親に反抗しながら隠れてプレイした FF7、受験勉強しながら隠れてプレイした FF7、人生で一番好きなゲームが FF7 だから。
FINAL FANTASY VII REMAKE Announcement Trailer 2015/06/15
今回、このトレーラーを観て、振り返っておきたい大事な場面は二点で、それは「みどり公園(児童公園)」と「ミッドガル・ハイウェイ(高速道路)」です。
みどり公園(児童公園)
報酬は「デート、1 回!」……神羅のタークスに追われ、家に帰るまでエアリスのボディーガードとして付き添ったクラウド。その任務を終え、七番街にあるティファの店に行きたいと言うクラウドに対して、案内してあげると返すエアリス。また危ない目に遭ったらどうするんだとクラウドは心配するが、慣れてるわとエアリスはお構いなし。
そう、そうだ、そういえば、エアリスはこんなキャラだった。
六番街スラムの「みどり公園(児童公園)」に到達した二人。クラウドはエアリスが心配でしょうがない様子。
この頃のクラウドはアレだったし、アバランチに対して「興味ないね」を連発するから、もっと心が無い冷たい印象だったが、困っていればボディーガードもノリで引き受けるし、「女の力を借りる」ことに抵抗も示すし、意外とジェントルなマンだった。
エアリスは、「いや~ん」みたいな、こんな感じのお茶目さもある、結構なお転婆娘さんだ。
仕方なく「七番街まで一緒に」と言うクラウドに、エアリスは「困らない?」の一言。エアリスが単なる無邪気なお転婆娘さんではなく、年頃の乙女なんだってことが、垣間見えた瞬間だ。
「ティファって……女の人?」「彼女?」
クラウドに家まで送ってもらった際に、何気ない会話風に聞いたそれが、エアリスの頭に残っていて、クラウドのことを微塵も想っていなかったら、そもそもティファにクラウドとの関係を疑われる心配もするはずがなく、それに「なにが?」と答える乙女心に気づかないクラウドが、逆に可愛く見えてしまった。
七番街まで一緒だけど、ティファの店に着いたら、きっと、バイバイ。もう会わないかもしれない。会えないかもしれない。
「初めて好きになった人」の話をこんなところで始めるエアリスは、クラウドの気を少しでも惹きたかったのだろうし、少しでも一緒にいる時間を長くしたかったのだろう。
エアリス、こんな真っ直ぐな女の子やってたんだ。
クラウドと同じソルジャー 1ST(ファースト)の人に惹かれてたのっていうさり気ないアピールをするエアリス、恋も知らない初な女の子じゃないのよって、なんていうか、健気っていうか。
この頃のクラウドはアレだけど、この鈍感さはきっと素の性格だ。だからグイグイ引っ張る感じのエアリスは、クラウドの中でどんな感情であれ気になり始めているのは確かで、本当は早くティファの店に行かないといけないはずなのに、滑り台に二人揃って座っちゃったりして。
エアリスはクラウドの制止を無視して、ティファを追ってウォールマーケットへ進んでしまう。
クラウドはタークスも含め身の危険を案ずるが、エアリスは、ティファを一緒に探すことで、ここでクラウドとお別れにならなくていいと考えて、内心、喜んでいたかもしれない。ウォールマーケットでの騒動は、さながら、クラウドとのデートのようだったから。
ミッドガル・ハイウェイ(高速道路)
なんてことのない、陽が差す日常の「ミッドガル・ハイウェイ(高速道路)」。
ここがまさに、後に、捕まったエアリスを救出し、盗んだバイクで神羅ビルを飛び出したクラウドたちが、神羅の追手と戦いながら、ミッドガル脱出を試みた場所だ。
BGM は勿論「クレイジーモーターサイクル」。鳥肌必至。忘れるわけがないシーン。
運転していたのは、なんと、エアリスだった。
直前に、クラウドたちに助けてもらいながらも、「……やっぱり、あなたたちだけ逃げて」「あの人たちが狙っているのは私。あなたたちだけなら……」と弱音を吐いていたが、今は仲間と逃げることを決意した晴れやかで勇ましい表情。
追跡されていたモーターボールを撃破し、ついにミッドガルを脱出する。
クラウドたちが脱出したのは、ミッドガルの七番出口だった。
トレーラーに映し出された七番出口へ繋がる「ミッドガル・ハイウェイ(高速道路)」は、こうして、一夜にしてクラウドたちの戦場となって、今回のリメイクも、勝利と脱出と共に、ここで幕を閉じるのだろう。
まとめ
「みどり公園(児童公園)」は、エアリスがクラウドに好きな人の話をしてみたり、純な乙女心が見え隠れする幕間でした。真っ直ぐな女の子やってんじゃんエアリスって感じで、甘酸っぱいラブストーリーに目が釘付け、鈍感なクラウドに苛々……二人にとっても、よりエアリスにとって、ここは思い出の公園になっているはずで、その公園を一瞬のトレーラーに盛り込んでくる演出は、さすがの一言です。
この頃、私は中学生で思春期だったので、はっ、くだらないシーンだぜ、とボタンを連打してスキップ、殆ど記憶にありませんでした。じっくり観ていたとしても、きっと、この尊さが少しも分からなくて、やっぱり記憶に残らなかったことでしょう。
トレーラーに表現するくらいですから、このシーンをどんなドラマチックな演出に仕上げてくれたのか、あの頃とは違う今の私には、とてもとても楽しみです。