アニメ『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』まとめ
※これは13話あるアニメより先に『劇場版』のテレビ放送(2022.11.25の金曜ロードショー)を見ながらとったメモを元に作成した記事です。原作はまだ読んでいないため内容の一部に間違いがあるかもしれませんがご了承下さい※
祖母が亡くなった日、デイジー・マグノリアはある手紙を見つける。
ひいおばあちゃんが死んでからおばあちゃんに届いた手紙…?
自動手記人形…それは代筆するドールと呼ばれる職業。
昔は字を読み書き出来る人が少なかった。
「お母さんは家族より仕事の方が大事なんでしょ!」
「おばあちゃん…私またお母さんに嫌なこと言っちゃった…分かってるのに…」
ふと手紙の封が開いているのに気付く。
ひいおばあちゃん→おばあちゃん(アン・マグノリア)宛てに毎年誕生日おめでとうの手紙が届いていた。
その手紙を書いたのは当時話題になっていたドール…ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
(自分が死んでも手紙が届くようにしてたなんて…ウウッ←もう泣いてる)
「そいつは子供じゃない…武器だ。」
陸軍少佐のギルベルト・ブーゲンビリアはその少女をヴァイオレットと名付けた。
戦争が終わり、自動手記人形(ドール)として仕事をしていたヴァイオレットは市長からの依頼を受け日頃の仕事ぶりを賞賛されるが「称えられるべき人間ではありません」と言ってしまう。
かつては軍人…義手となった両腕…
タイプライターを打つ手がきしみ、過去を思い出す。
「ヴァイオレット…君は生きて自由になりなさい。心から…愛してる…」
「また少佐のことを思い出してしまいました。あなたは私を傍に置き、何も出来ない私に生きる術を教えて下さり、初めて 愛してる…その言葉を教えて下さった。いつかこの手紙が届くことを祈って…」
ヴァイオレットの仕事ぶりは好評で予約が三か月先まで埋まってしまう程だった。
しかし郵便社では近年の電話の普及に伴い、手紙やドールは廃れて無くなってしまうかもしれない危機を感じつつあった。
休業日に珍しく用事があると言う版ヴァイオレットは墓参りへ。
そこにはギルベルトの兄であるディートフリート・ブーゲンビリア大佐の姿が。
兄弟の母の墓参りに「少佐の代わりではなく自身の意思で来ている」と言うヴァイオレットだったが「ギルベルトのことは忘れろ」と言われてしまう。
「難しいです…生きている限り忘れることは出来ません。」
リボンを落として去って行く。
郵便社に戻ると電話が…「ドールいる?頼みたいんだけど~」
明らかに子供の声…休業日ということもあり断ろうとするが「どこでも駆け付けてくれるんでしょ?じゃあ来てよ~」
断りきれず依頼主の男の子ユリスの元へ行くヴァイオレット…そこは病院。
両親と弟には内緒ということで、すかさずベッドの下に隠れる。
家族には冷たい態度をとるユリスだったがヴァイオレットに「みんなには内緒で書きたい手紙…俺がいなくなってから読んでほしい。…意味分かる?そういうの出来る?」
「以前にも同じような依頼を受けたことがあります。50年間、毎年誕生日に届くように…」
(それって冒頭の…?!ウウッ…)
「三人が読んだら元気になって頑張れる…そんな手紙にしたい。」
しかしユリスの手持ちは当然足りず…
そんな時にお子様割引があるので大丈夫ですと言うヴァイオレット。
義手が使えるようになるまで時間がかかったが「このような動作も可能です。(親指立ててgood!!)」
(あかん…ヴァイオレットかわいすぎる…まるで2B…!)
郵便社の前に現れたディートフリート大佐…元軍人のせいかヴァイオレットは身構えてしまう。
リボンを返しに来たこと、船に残っているギルベルトの思い出の品をもらってくれないかと話す。
ディートフリート大佐がヴァイオレットの心の隙間に付け込んでいる…孤児と知ってて引き取って戦争の道具にした…
郵便社のクラウディア・ホッジンズ社長は納得がいかないが「心配や同情や過保護は社長の中から可能な限り排除していただいて…」とヴァイオレットに言われる。
「本当はたくさん甘えたいのについ本心ではない言葉を投げかけてしまう…目に見えるものが全てではない。本当の気持ちは分からないものが多い。」
手紙を書き終えたヴァイオレットは「みんなには俺が天国に行ったその日に渡して」と依頼を受ける。
去ろうとした時、小さい頃から仲良しだったが今の姿を見られなくない友達リュカにも手紙を書いてほしいと言うユリスだったが突然苦しみ出す。
「お代は…(親指立ててgood!!)」
ホッジンズ社長と配達員ベネディクト・ブルーは郵便社の倉庫で宛先不明の手紙を見つける。
ディートフリート大佐の元へ向かったホッジンズ社長は「あんたはヴァイオレットの保護者じゃない。彼女を縛り付ける権利は無い。」と言われてしまうが大佐も自身の態度を反省する。
例の手紙…
夜にヴァイオレットの部屋を訪ねるホッジンズ社長…
「まだ…確認したわけじゃない…もしかしたら…違うかもしれない…」
「何か分かったのですか?ギルベルト少佐のことが…!」
「人違いかもしれないが…行ってみる…」
「少佐にお目にかかって大丈夫でしょうか…ずいぶん年月が経ちましたが上手く伝えられるでしょうか…」
目的地まで遠いため、着くまでに手紙を書くことに。
冒頭シーンの家族…娘デイジー・マグノリアの置き手紙…「しばらくの間ライデンに行ってきます。」
ヴァイオレットが働いていた郵便社は国の事業になり、元の建物は博物館になっていた。
「実は私もここの受付で働いていたんです」と案内係の老婆…
ある島で代々行われていた花冠を海に投げる風習…元は海に感謝を捧げる儀式だったが返ってこない人を弔う場になったという。
「さっき朗読したのは…有名なドールが書いたもので…名前は…ヴァイオレット・エヴァーガーデン…」
ハッとなる男…子供達からは先生と呼ばれている。
ヴァイオレットはホッジンズ社長と共に島へたどり着く。
集落と思われる場所の前で「ヴァイオレットちゃんが良くても、ギルベルトがどうか…」と、門の前で待っていてもらうことに。
初めて来た土地だから見て回るといいと言われても、すぐ近くにいるかもしれないことを考えると動くことができない。
近付いてきた島の子供達が手の中で握りしめていたのは右手を失ったカマキリ…「先生と一緒!」
「その先生は…右目も…?」
「よく知ってるね!」
ヴァイオレットは先生と呼ばれている人物がギルベルトだと確信する。
「もっと教えてもらっていいですか?先生のこと…」
ホッジンズ社長はギルベルトを見つけ「まさかとは思ったが…よく生きて…」
「ここではジルベールと名乗っている…」
「突然訪ねてすまん。子供の手紙を代筆したろ?偶然その手紙を見て…」
「あの戦争の後、気付いたら病院に居た。認識票が無くて修道会の病院へ送られた。しばらく病院を手伝った後国に戻らずあちこちを回り、ここへたどり着いた。本来なら軍に報告するべきだった。」
「ヴァイオレットちゃんが生きていることを知りながら連絡しなかったのは…?」
「私があの子を不幸にしたからだ。会えない…もう二度と。」
「ギルベルトは死んだんだ。違う人生を生きさせてくれ…帰ってくれ…」
この島の男は戦争に出て誰も帰って来なかったらしい。
「また改める…」
戦争中…「君は私を憎んでいるか?」「君は道具ではないと言いながら君を使って…」
「私は少佐の武器です!」
ホッジンズ社長がヴァイオレットの所へ戻ると「少佐でした!やはり!子供達から話を聞いて…」
「では、お目にかかれるのですよね?」
「それが…君には会えない…明日また俺があいつに会って話してみる…」
「推察すると…会いたくないとおっしゃっている…?」
「上手く言えないけど、その方がお互い良い…」
「よくありません!私は…!」
飛び出して行くヴァイオレット…探し回る…
ついにギルベルトがいる場所の前に…しかし返事をしない…
「愛しているを…少しは分かるようになったのです。」
「帰ってくれ…」
「待ちます…」
「君がいると思い出してしまう…幼い君を戦場に駆り出したこと…君が私の命令を聞いて両腕を失って…」
「私が少佐を苦しめているのですね…」
「少しは分かるのです…」とヴァイオレットは走り去る。
「大馬鹿ヤローーーーーウ!!!!!」ホッジンズ社長は叫ぶ。
雲行きが怪しくなり、その日は郵便局も兼ねている灯台で泊まることに。
そこに郵便社から連絡…ヴァイオレットに依頼をしていたユリスは危篤との知らせ。
ヴァイオレットはすぐにでも戻ろうとするが、嵐の夜に船は出せない。
ギルベルトに会いたい気持ちもありつつ、ユリスと指切りし約束をしたことを思い出す。
ベネディクト・ブルーとアイリス・カナリーは預かっていた手紙を持って病院へ。
ヴァイオレットは遠くにおり、代理のドールが来たため「愛してるを教えてくれた人?生きてたんだ…良かった…」
ユリスは苦しみながら最後のお願い…どうにかリュカに電話を繋ぎ「お見舞いに来ないでって言ってゴメン…」
「あのいけ好かない機会も良いわね」とアイリスが言った後、静かに息を引き取った。
手紙は書けなかったが電話でゴメンとありがとうを伝えられた、家族に手紙は渡された、とヴァイオレットに話すホッジンズ社長。
「明日戻ります。戻って手紙を書きます。仕事がたまっておりますので。」
「二度と会えないと思っていたのに…お声も聞けて、それだけで十分です。」
翌日、ホッジンズ社長と郵便社に戻ろうとしていた時「あのブドウを運ぶ機械、先生が作ったんだよ!」と島の子供。
ヴァイオレットは自身の想いを綴った手紙を託す。
「あんただけが背負うことはない。戦えば豊かになる、みんなそう思うとった。帰るところがあるのなら、帰った方が良い。」と島の老人は言う。
「いえ、ここにいます。ずっとここに…」
そこへ現れたディートフリート大佐は「お前はこの島でやっと自分の道を選ぶことが出来たか…」
「のうのうと生きてたくせにお袋の葬儀には来なかったな。」
「お前の代わりにヴァイオレットが毎月来ている。」
「謝りたいが…今は麻袋に詰め込んでお前をヴァイオレットの前に突き出したい気分だ。」
「幼かった彼女を…美しい物に心躍らせるように…そんな時間を過ごさせてやりたかった…」
ブドウを運ぶ機械でギルベルト宛ての手紙が届く。
「親愛なるギルベルト少佐…これが少佐に宛てて書く最後の手紙です。」
「私が今生きて誰かを想えるようになったのは貴方のお陰です。文字や、色々なことを教えて下さって、いつも傍に置いて下さって、愛してる を…ありがとうございました。」
「愛してる が私の生きていく道しるべ。愛してる を知ったから、愛してる を伝えたいと思いました。」
「みんな簡単には素直になれないものだ。ブーゲンビリアの家は俺が継ぐ。お前は自由になれ。行けよ…」とディートフリート大佐は弟のギルベルトに話す。
船は出てしまう…が「ヴァイオレットー!!!!!」
声に気付いたヴァイオレットは船から飛び降り、駆けて行く…
(ウウッ…ズビーッ…←書きながら泣いてるし鼻水垂らしてる)
「私はもう君の主人でも上官でもない。君を傷付けた。君が思うような男じゃない。きっと君に相応しくない。」
「それでも…今でも君を…愛してる…傍に居てほしい…君の涙を拭いたい…」
「私…しょう…うっ……」
「お願いだ…顔を上げてくれ…」
「愛してる…ヴァイオレット…ずっとこうしたかった…」
(デイジー・マグノリアの語り)
ヴァイオレットは郵便社の全ての仕事を終えてから辞め、その後は島の灯台の郵便業務を務めたという。
今は移転し、電話が出来てドールは廃れたが…
たぶんここで、たくさんの人の代筆をしたのだろう。
私の祖母も彼女に手紙を書いてもらったことがあったらしい。
言葉で言えなくても、手紙でなら出来るかも。
伝えたいあの人は今、この時にしかいないのだから。
「パパ、ママ、ありがとう。」
「あいしてる」
あぁああぁああぁああぁ~~~~~………
こんなん泣くやろ!鼻水垂れるやろ!!!(年々涙もろくなってる人)
公式サイトの情報で保管しつつの内容でしたが…
感情を持たない、持てなくなってしまった(心を育む機会が与えられなかった)ヴァイオレットが戦火の中で大切な人から告げられた「愛してる」の意味を探している…
ドールとして働くことで色々な形の「あいしてる」に触れていく…
ギルベルトがどこかで生きていると信じ続けながら…
やっとのことで会えると思いきや拒否され…
つらすぎ…
でもギルベルト的にも申し訳なさしかなくて…
やっぱつら…
それでも最後はハッピーエンドで良かった…
ニーア シリーズ好きとしては、ついつい絶望しなかい悲惨なストーリーになるのかと考えてしまいましたが…
(メインの石川由衣さん&浪川大輔さんはオートマタ出てるし)
よかったぁぁぁぁ…
ってか石川さんと浪川さんのお声が良すぎるんよ…
石川さんは無感情→からの感情大放出ボイスが最高やし、浪川さんは毎度イケボやな…
もちろん皆さん良いんですけど~!
はぁ~~~思い出し泣き。
最後の愛してるが「あいしてる」←平仮名になってたのは、色んな愛のカタチがあるってことかな?
愛=男女の恋愛だけじゃなくて、家族愛、兄弟愛、友情としての愛、仕事仲間としての愛…
ホッジンズ社長はギルベルトと士官学校時代の友人ということもあり、自分の会社で働くヴァイオレットを家族のように想っていたり…
ギルベルトは最初は妹のように想っていた?ヴァイオレットに対して段々と愛着が湧き、男女間の恋愛に変わっていった…(ヴァイオレット自身、当時は無感情だったのに)からこそ、戦後に再会するのは自分勝手すぎると思ったのか…
「愛してる」とか恥ずかしすぎて現実では絶対に言わんし言えんからこそ…
フィクションやから美しさがあると言うかなんと言うか…
色々な角度から観ることが出来て、言葉では表せない感情が溢れてくる…そんな内容だなと思いました。
時系列でいくと13話あるアニメ→外伝→劇場版
らしいので最後のを最初に見てしまう形になりましたが…
いつか絶対全部を見てみたい!
そしてまた、もれなく…ウウッ…ズビーッ…ww
ほんと、これだけは言っときます…
花粉症の症状MAXの時に見るな!
涙&鼻水用ティッシュが半端ないからww
読んでいただき、ありがとうございました。
最終編集日 2023/03/15
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