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ゲームを分解して分析する

※最終更新日:2024/12/08

自己紹介と4649

初めまして、ハルと申します。noteとやらを始めてみました。特に語る経歴なんてありません。赤ちゃんだと思ってください。

これから自分のプレイしたゲームについての分析とかゲームの面白い部分について記事を書きます。文章を書くのは得意ではないので、読みにくいかもしれません。ごめんね。

では4649。

ゲームの分析とは

ゲームの分析始めました!なんて言ってるけど大したことないもので。
ただ、私は「このゲームがすごい」「このゲームのここが凄い!」と思ったら、それを上手に言葉にできるようになりたいと思っています。

実は、世の中には驚くほど面白いゲームがいーーーっぱいあります。しかし、いっぱい情報が世に溢れ、意外と自分好みのゲームを見つけられなかったり。そのゲームの更なる魅力に気づかずに終えてしまうなんてことあるかと思います。(そんなのもったいないと思いません?)

私は、その魅力の一部をお話しすることで、一人でも多くの人へその魅力を伝え、ゲームをプレイするきっかけになれば嬉しいです。

ゲームとは何だろう?

ゲームの分析を始めるその前に。ゲームって何だろうか?ゲームの定義から考えてみたいと思います。

そもそもゲームとはエンタメです。
エンタメとは暇つぶしのことだと私は考えています。映画、アニメ、漫画、カラオケ、ボーリング、ディズニーランド、Youtube、Twitter、Note等…
エンタメ=暇つぶしと考えるならば、これらは全てエンタメです。

ではこれらのエンタメとゲームの違いはなんでしょうか?
あなたの思う他のエンタメとの違いって何ですか?

「みんなで遊べる!」「面白い体験ができる!」「ストーリーが面白いもの!」「ファンタジーな世界を自由に探索できる!」など、いろいろな意見があるかと思います。

しかし、それらは遊園地やスポーツ観戦、映画やアニメなどでも同じことが言えます。
楽しかったり、体験できたりって他のことでも出来るじゃん。面白いストーリー見たかったら、面白い映画見ればいいじゃん。

それでは、私たちが「ゲーム」と呼ぶものとは何なのでしょうか?

補足

私はゲームを「playできる」ものだと考えています。
当たり前っちゃ当たり前なんですが。つまり、操作できたり、遊べたりすることがゲームであるということです。

私が考える定義はゲーム=playできるものということになります。
この部分が他のエンタメとは違う、ゲームだけがもつ部分であり、ゲームの面白い部分です。

スポーツも同じに見えますが、スポーツは競技なので勝ち負けをつけなくてはいけません。

勝ち負けがあるゲームもありますが、必ずしも必要な要素ではありません。
遊べるものは全てゲームです。

補足

なので私の定義の中にはビデオゲーム、おにごっことかの遊び、ボードゲーム、遊園地等の脱出ゲーム等も含みます。
ですが、私はビデオゲームに着目して分析を行います。

ゲームをプレイできるものと定義するのならば、まずは「playできる部分」があることになりますね。
でもゲームってプレイできない部分も存在します。
その為、ゲームには「playできない部分」もあることになります。

つまり、ゲームは「playできる部分」「playできない部分」で構成されていることになります。
そこで「playできる部分」「playできない部分」の中身を分解した図を制作してみました。この図は、ゲームの構成要素を全て説明できるんじゃないかなと思います。(この図は分解図といいます)

分解図

playできる部分とは、プレイヤーが操作して関わる部分のことで、playできない部分とはプレイヤーが操作できないストーリーや音楽の部分です。

▼playできる部分
・ゲームの目的=ゲームのクリア目標、達成条件や勝利条件。
・操作性=キャラクターの操作性、UIの操作性等。直感的な操作か。
・ゲームルール=ゲームを進める方法、何をやったら成長できるのか、何をしたら死ぬのか等。プレイヤーのできること。
・ゲームバランス=対戦ゲームでは、一つのキャラ一強ではないか。RPGでは適切な難易度調整がされているか。強すぎるアイテムでゲームが簡単になりすぎていないか。攻略に色々な選択肢があるか。
・報酬要素=ゲーム内通貨の交換先。経験値。スキルの獲得。コスチューム等の交換要素。
・やりこみ要素(サブ要素)=ゲームの目的以外の要素。
・遊びやすさ=ルールの説明が分かりやすいか、飽きずにされているか。ロード時間の長さ。テンポ感。導線。ゲームをプレイしてて分からりずらさや何をしたらいいか分からないがないか等。ヘルプが充実しているか。ヒントの表示タイミング。
・バグ=そのまま。

▼playできない部分
・ストーリー(シナリオ)=そのまま。
・世界観=ゲームの設定やUIデザイン等の統一感。
・音楽=そのまま。
・演出=エフェクト。物語の見せ方。盛り上がる音楽のタイミング。カメラワーク、構図。SEとか。
・構成=どこで盛り上がりを作るか、チュートリアルのタイミングやテンポ感。
・キャラクターの魅力=そのまま。
・グラフィック=そのゲームにあったグラフィックか。リアル=正義ではない。
・UIデザイン=世界観とあっているか。見やすいか、カッコいいか等。(操作性は含まない)
・独創性、新規性=そのゲームが当時にとって新しいか。他のゲーム等と比べて独特的か。
・テーマ=そのゲームのメッセージ性や、どんなテーマを扱っているか。(ない場合もあり)
・ボリューム=そのゲームのボリューム感。
・値段に相応か=値段と比較した際の満足度。

それぞれ何を指しているのかまとめました。

「playできる部分」がゲームの基礎の面白さを担う機能で、木で例えるならです。
「playできない部分」は、基礎の魅力を増幅、減衰せられる機能を持ち木で例えるならの部分です。
つまり、幹の部分が構成されていればゲームが成立すると言えます。逆に葉だけで構成されていればゲームではないです。

例えば主に幹だけで構成されているゲームは、芋虫を大きくしていくsliter.ioというゲームとかがそれにあたると思います。
逆に葉だけで構成されているゲームは、ノベルゲー等です。

ゲーム「sliter.io」

ゲームの幹と葉の両方がしっかりしているゲームは、一般的に「神ゲー」と呼ばれます。賛否が分かれるゲームは、幹が薄いけど葉が濃い、又は幹はいいけど酷い葉であった物だと思います。(ケースバイケース)

そして、幹が優れているものを所謂「ゲーム性が高い」と言われるゲームです。ゲーム性が高いゲームは、中毒性が高く、実際に手に取らないと楽しさが分からないゲームで、競技性が高いゲームもここが凄いと言えます。(Esportのゲームもここに入る)

逆に葉がとても優れているゲームは所謂「世界観や雰囲気が凄い!ストーリーが凄い」と言われているゲームです。印象に残りやすいものが多いのではないかと思います。

ゲーム分析の基準について

分解図を作成し、1ポイントから10ポイントまでの数字を各項目に割り当てます。

分解図

ポイントは2つの評価軸で振っていきます。
ゲーム内ゲーム外の二つの軸で、それぞれ5ポイントを振っています。

3を普通という基準にします。
ゲーム内は、そのゲームで力を入れている程5に近くなります。
ゲーム外は、その要素が他の要素と比べて、面白かったり、優れている程、5に近くなります。

要するに、ゲーム内で評価した5ポイントと、他のゲームとの比較に関する5ポイントとなります。
(ただし、ストーリーがないゲームの場合は、ストーリーの項目は0になります。他の項目も同様です。)

▼playできる部分
■ゲームの目的
ゲーム内:目的がこだわっている程高くなる。目的が面白さに貢献してる程高い。
ゲーム外:比較して、目的が面白いものか。
■操作性
ゲーム内:操作性がこだわっている程高い。操作がゲームと合っているか。
ゲーム外:操作しやすいか。
■ゲームルール
ゲーム内:ルールがこだわっている程高い。
ゲーム外:面白いか。
■ゲームバランス
ゲーム内:ゲームバランスがこだわっている程高い。バランスが崩壊していないか。チートすぎるアイテム等。
ゲーム外:比較して、とてもバランスが取れているか。
■報酬要素
ゲーム内:報酬の量が適切か。報酬要素がこだわっている程高い。魅力を引き立たせているか。
ゲーム外:比較して、より面白い報酬要素か。
■やりこみ要素
ゲーム内:やりたくなるような要素か。ゲームの魅力を更に引き立てているか。
ゲーム外:比較して、面白いやりこみ要素か。
■遊びやすいか
ゲーム内:テンポ感がいいか。ルールが分かりやすく説明されているか。ローディング等のストレスがないか。
ゲーム外:比較して、より分かりやすいか。導入の魅力。
■バグ
ゲーム内:ゲーム内でほぼ問題なければ0。ゲームの進行に著しく問題があれば-5。(FIFA作品は毎年-5)

▼playできない部分
ストーリー
ゲーム内:ゲームの魅力を引き立てるものになっているか。
ゲーム外:比較して、より面白いか。
■世界観
ゲーム内:世界観がこだわっている程高い。統一感があるか。
ゲーム外:比較して、より面白い設定か。
■音楽
ゲーム内:そのゲームと合っているか(高度な事は分からない為)。
ゲーム外:音楽単体でききたくなるようなものはポイント高くなるかも。
■演出
ゲーム内:演出がよりゲームの魅力を引き立てていたか。こだわったカメラワークや構図だったか。
ゲーム外:比較して、良いエフェクトか。面白い演出であったか。
■構成
ゲーム内:盛り上がりがゲーム内容とあっていたか。チュートリアルのタイミング。
ゲーム外:比較して、良いテンポ感であったか。
■キャラクターの魅力
ゲーム内:魅力アピールできていたか。こだわっていたか。
ゲーム外:比較して、魅力的なキャラだったか。
■グラフィック=そのゲームに適切か、綺麗か 
ゲーム内:そのゲームに適切か。(カイロゲーがエルデンリングみたいなグラだったら困る)
ゲーム外:リアル調だったら、比較してよりリアルだったら高くなる。
■UIデザイン
ゲーム内:UIのデザインが見やすいか。UIのデザインが遊びやすくなっていたか。世界観とあっているか。
ゲーム外:比較して、カッコいいか。面白いか。
■独創性、新規性
ゲーム外:そのゲーム独自か、新しいか、他に類似してないかとか
■テーマ
ゲーム内:テーマが崩れていないか。テーマがゲームの魅力をあげていたか。
ゲーム外:比較して、テーマが面白いか。扱いがうまいか。
■ボリューム
ゲーム内:そのゲームに合っているボリュームか。少なすぎるとか。多すぎる。
ゲーム外:他と比較して少なくないか、魅力的に映るか。
■値段に相応か
ゲーム内:そのゲームが値段にあっているか高すぎれば1、安すぎれば5

一部の項目についての補足
バグは他との比較はしないので、ゲーム内評価のみ。
独創性は他との比較なので、ゲーム外評価のみ。
値段に相応かは比較しないので、ゲーム内評価のみ。

詳細

全ての項目に言えることですが、主観を完全に取り除くことはできないのでおかしいだろ!は確実にあるため、完全な客観性は保証できません。
なるべくなんで良かったか面白かったかはうまく言語化できるように頑張ります。

最後に

ここは勘違いしてほしくないんですが「じゃあこのポイントが高い方が優れたゲームだ!」という訳ではありません。

あくまでゲーム分析はゲームの批評やレビューをするのが目的ではなく、特徴を出す作業です。
ゲームはどこが良いのか、魅力的な部分は何故そう感じるのか、優れているゲームデザインを分析したいので優劣をつけたいわけではありません。(ゲームに優劣なんて難しい)

それでは次からはゲームの分析をやっていきます。賞賛、批判、誹謗中傷、意見なんでもOKです。
是非皆さんの意見をお聞かせください!では。


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