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5-7 算術演算子
このセクションでは、プログラミングにおける基本的な算術演算子について学びます。
これらの演算子を使用して、数値を操作し計算を行います。
算術演算子は、どんなプログラミング言語にも共通していて
ゲーム開発以外の分野のプログラミングにおいても、不可欠な要素です。
加算 (+)
二つの数値を足すために使用します。
得点の計算など、値を増加させる場面で使われます。
int a = 3;
int b = 2;
int c = a + b; // cは5になる
Debug.Log("加算 " + c);
減算 (-)
一つの数値から別の数値を引くために使用します。
時間のカウントダウンや距離の測定に用いられます。
int a = 3;
int b = 2;
int c = a - b; // cは1になる
Debug.Log("減算 " + c);
乗算 (*)
二つの数値を掛け合わせます。
スケーリングや面積の計算に利用されます。
int a = 3;
int b = 2;
int c = a * b; // cは6になる
Debug.Log("乗算 " + c);
除算 (/)
一つの数値を別の数値で割ります。
平均を求めるときなどに使用します。
気をつけなければいけないのは、整数型の変数で除算を行う場合
結果は整数で返されて、余りは無視されます。
int a = 3;
int b = 2;
int c = a / b; // cは1になる(整数)
Debug.Log("除算 " + c);
浮動小数点数を使用すると、通常の数学的な除算結果が得られます。
float a = 3.0f;
float b = 2.0f;
float c = a / b; // fは1.5になる
Debug.Log("小数点の除算 = " + c);
剰余 (%)
二つの数値の除算の余りを求めます。
周期的なイベントの管理や条件のチェックに使われます。
例えばある整数を2で割ると、余りが0か1かで偶数か奇数かをチェックできます。
int a = 5;
int b = 2;
int c = a % b; // cは1になる
Debug.Log("剰余 " + c);
まとめ
算術演算子を使用することで、さまざまな数値演算が簡単に行えます。
今回紹介した基本的な算術演算を理解し、適用することで、より複雑な数学的問題やロジックの構築が可能になります。
それでは次のセクションへすすみましょう!