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2-7 Prefabの基礎知識

今回はUnityでのPrefabの操作について学んでいきます。Prefabは、ゲームオブジェクトを再利用可能なテンプレートとして保存する機能です。
これにより、同じオブジェクトを複数のシーンやプロジェクトで効率的に使用することができます。


Prefabとは

Prefabは、ゲームオブジェクトをテンプレートとして保存し、再利用できるようにする機能です。
Prefabはプロジェクトビューに保存され、シーン内で何度でもインスタンス化(実体化)できます。

Prefabの作成

ゲームオブジェクトをPrefabにする方法

ヒエラルキーでゲームオブジェクトを選択します。

Cubeのオブジェクトを使います

ヒエラルキーで選択したオブジェクトを
プロジェクトビューにドラッグ&ドロップします。

プロジェクトビューにPrefabが作成され、ヒエラルキー上のゲームオブジェクトとリンクします。
Prefab化されたオブジェクトは、青色で表示されるようになります。

プロジェクトビューにPrefabファイルが作成されます

Prefabのインスタンス化(実体化)

プロジェクトビューのPrefabをシーンビュードラッグ&ドロップします。

Prefabのインスタンスがヒエラルキーに追加されます。

Prefab化した時と同じゲームオブジェクトが追加されます

Prefabの編集

Prefabの編集方法

プロジェクトビューでPrefabをダブルクリックします。

Prefabエディターが開き、Prefabの内容を直接編集できます。

シーンビューがPrefabエディターに変わります

ここで行った変更は
同じPrefabを利用している全てのゲームオブジェクトに適用されます。

ここでスケールの値を全て「2」にしてみると
シーンビューにある2つのCubeの大きさが「2」に変わります。

例えば同じ見た目や能力のザコキャラへの変更を一斉に適用したりするのに便利です。

Prefabインスタンスの編集

シーンビューでPrefabのインスタンスを選択します。

大きさを全て「1」に変えても同じPrefabとリンクしているゲームオブジェクトには影響はありません。

Prefabからインスタンス化(実体化)したオブジェクトは独立しています

Prefabインスタンスの編集の適用とリセット

変更を適用する

シーン内のPrefabインスタンスに変更を加えた後、インスペクターパネルで「Apply All」ボタンをクリックします。

インスペクター  > Overrides のドロップダウン

これにより、同じPrefab全体に変更が反映されます。

同じPrefabとリンクしているオブジェクトにも編集が適用されました

Prefabのリセット

シーン内のPrefabインスタンスに変更を加えた後、インスペクターパネルで「Revert All」ボタンをクリックします。

インスペクター  > Overrides のドロップダウン

これにより、Prefabインスタンスは元の状態にリセットされます。

まとめ

以上が、UnityでのPrefabの操作についての説明です。Prefabを効果的に活用することで、ゲーム開発がより効率的かつ管理しやすくなります。
それでは、次のセクションに進みましょう。

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