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読書のこと 映画のこと

先週末、21日の土曜日に、新型コロナワクチン2回目の接種を無事に終えました。
今回も副反応ばっちり出ましたが、その経緯については、別途まとめて書こうと思います。
ちなみに副反応も前回より早く落ち着いて、26日くらいには眩暈も落ち着きました。

本と映画どっちが好き?

本を読むこと、映画を見ることが共に好きな私ですが、友人からよく質問されることがあります。

「原作本がある映画の場合、本と映画どちら派?」

映画を見てから原作本へ手を伸ばすパターンが多いか、はたまた本を読んでとても面白かったから映画を見るというパターンが多いか、それとも映画のみ、もしくは、本のみ、であるか。

お金と時間は限られるので、当然どのパターンも考えられますが、私の場合、どちらかというと原作重視の人だと思っていますが、映画化が嫌いということではもちろんないです。映画はとても好きですし。

最近は原作も映画もどちらも面白いということが多いです。

原作本では、映画では見逃してしまうような細かい描写を発見することもあって、映画では気づかなかった点に気づくこともあるし、自分の思い描く人物像を配役して頭の中で喋らせる楽しみもあります。

映画の場合は、よくも悪くも脚本家や監督の解釈・視点が加味されて、実際に人が演じることで、リアリティのある物語として(アニメの場合はそうではないけれど)、2時間ぐらいにぎゅっと凝縮して楽しむことができるし、何より BGM や、風の音、役者の息づかいなど、耳から入る情報が増えることで、臨場感が増します。

時間が許すのであれば、映画も見て原作本も読み、作品を深く多角的に楽しむ方が、きっと豊かな体験になると思っていますが、なかなか難しいですよね。

今年に入り体調が良い日が増えたので、できる限り、原作本読書と映画体験のミックスをするようにしています。(最近はコロナ変異株拡大で怖いので自粛してますが。)


印象に残っているのは「あのこは貴族」。

この作品は、映画から原作本へという流れでした。

夫婦で見に行って、お互いが感じたことを語り合い、もっと深く知りたいと思い、パンフレットと原作本を買うという流れでした。

(ちなみに映画を見に行った時の記事はこちら)

フェミニズム+シスターフッドを主軸に置きながらも、幸一郎が男らしさを求められる苦悩も描き、男も女もそれぞれの苦しみを抱えていて、それぞれ生きづらいというのを描いていて、映画だと優しさを感じる幸一郎は、原作だともっと嫌な奴で、男性に対する描写は映画より辛辣だった。

どっちが良くてどっちが悪いではなくて、原作者の山内マリコさんが訴えたかったこと、監督の岨手由貴子さんが優しさを加えて届けようとしたこと、両方のメッセージを受け取って、それ以降、自分の中の男性性に問いかけてみたりしています。

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それから、SF好きで読書好きを公言するのに、SFの名著といわれる作品をきちんと読んだことがなかったので、先輩が名作と言っていた作品をいくつか読んでた。

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」は、必読と言われた記憶があったのですが、なんだかずっと後回しになっていました。

文庫カバーのデザインがかっこよくて手に取りましたが、途中までなんとなく知っているような話だなと思いながらも半分を過ぎるまで、映画ブレードランナーの原作と気づかなかったおっちょこちょいをかましました。

20年以上前にレンタルビデオで見ただけなので、記憶もあいまいなので仕方ないのかもですが、カバーの下のほうをよく見れば、映画版ブレードランナー原作って書いてあり、買うときに見逃して気づいていなかったのです。

おかげで初見のように読めたので、とても楽しめました(笑)。

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ところで、翻訳文学や洋画って、邦題と原題が一致していないこともあって、たまになんでこんなタイトルつけたんだと不思議に思います。

そういう作品を集めてみると、流行とかパターンがあるんでしょうね。一時期プリティ○○ってタイトルの映画が、シリーズ以外にもパロディとか色々あった気がするし。

こんなことを書いていたら、そういえば大学時代に付き合っていた人が、映画のタイトルやセリフについて、オリジナルと吹き替えと字幕の違いなどを卒論のテーマにしていて、タイタニックの英語版を私の部屋で何度も見ながら、熱心に違いを教えてくれたことを思い出しました。

以来、英語力の乏しい私も英語と日本語の違いには気づくようになったし、違和感なく日本語吹き替えや字幕に収める翻訳者の人たちの、英語力と日本語力の凄さに驚かされます。


まとまりなくなってきたので、ここらへんで締めますが、結論としては本も映画もどっちも好きってことでした。

おわり

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g.m.design&art works  野本 昌宏 (がめちゃん)
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