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撃つのに忙しくて移動など

『KampfPanzer』のポーランドシナリオを第3ターンから。第2ターンまでのプレイは以下の記事に。

ポーランド軍は兵力を二手に分けて、一方を丘(Hill 3)の上のII号戦車に。もう一方は左端下方の37㎜対戦車砲に。

Hill 3の稜線をはさんだ至近距離の撃ち合いで双方1個小隊が混乱。ドイツ軍は丘の上のII号戦車4個小隊のうち、稜線を利用できなそうな2個は左方に後退させて、37mm砲に向かってくるポーランド軍を迎え撃つ。

『KampfPanzer』は1ターンが3分40秒で1ヘクスが100メートルでありつつ、いわゆる普通のZOC(進入停止、退出無料、ZOC to ZOC不可)がある。両軍同時移動なので、敵味方がすり抜けあってしまうのを防ぐためなのだろう。面白い。

丘の上でD3になったII号戦車を壊滅させたポーランド軍は、ドイツ軍を囲む環を狭めていく。機動だの側面だの言ってる状況にあらず。とにかく射撃して勝利条件を満たしたいポーランド軍と、とにかく射撃して敵からの射撃を減らしたいドイツ軍。撃つのに忙しくて移動などしている時間はない。

最終第10ターンが終了までにドイツ軍の2個小隊、ポーランド軍の4個小隊が壊滅。ポーランド軍はユニット数は多いものの、パニックで射撃できないことも多くてもどかしい。ゲームとしてはポーランド軍の勝利条件達成を阻んだドイツ軍の勝利。

両軍入り乱れての射撃戦は、パニックになる可能性の低いドイツ軍の有利さが際立つように感じた。序盤にドイツ軍が戦力を二分したとき、ポーランド軍はII号戦車だけを集中的に攻撃しにいくべきだったのかもしれない。

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