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どちらかというと珍味
SPIの『’BULGE’』。
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家にあるのは『The Big Red One』。中身は『’BULGE’』そのままで、箱と箱裏に入れる紙を差し替えて、『A Brief History of THE BIG RED ONE』というレターサイズ1枚両面の資料を追加したものだと思う。昔の名前で呼ばせていただきます。
映画の『The Big Red One』を観てこのゲームを買った人がどのぐらいいらっしゃるのか。その人がこのゲームをどう感じたのかとあわせて、ちょっと気になる。『最前線物語』はテレビで観た。今回のプレイ中に、何度かリー・マービンとマーク・ハミルの顔が頭に浮かんだかもしれない。
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プレイは久しぶり。ルールは太字部分や過去に自分でマーキングした部分を読み返した。実質4ページながら独特かつ細かいルールが多い。他のゲームでは味わえないプレイ感があって好きなゲーム。「簡単でシンプルでビギナー向け」みたいな用途にはあまり向いていないと思う。どちらかというと珍味。
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4回ソロプレイして全部ドイツ軍の勝ち。それぞれ第5ターン、第2ターン、第10ターンの突破で決まったのと、最初のターンに連合軍の壊滅多数で終わったのと。
過去にプレイしたときは、ドイツ軍で苦労するゲームだと感じたように覚えている。どこか間違いや見落としがあるのかも知れない。
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マストアタックでAeがあるCRT。ダイスが偏ると大きな穴があいて、手がつけられなくなってしまう。ZOCは戦闘結果以外で退出できないので、強い敵に隣接されるとどうしようもない、はず。
敵に隣接しているユニットが壊滅するリスクを踏まえて後方に守りを置く。そう心がけはするものの、限界を越える損害が出てしまうとどうしようもなく。
各ターンの終了判定があって、ゲームが偏った展開になったらさっさと終わらせて、次のゲームにいきましょう、ということなのだろう。この勝敗判定も『'BULGE'』の独特かつ楽しいプレイ感のひとつ。
せっかく1月2日までプレイできるゲームだし、そこまで決着がつかない展開もそのうち見られるに違いない。繰り返しプレイして面白いゲームなので、ときどき思い出したときに末長いお付き合いを続けるのが吉。