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まずはルールの確認
『Thunder on the Mississippi』を遊ぶ前に、まずはルールの確認。バージョンが1.6になった基本ゲームルールの変更箇所も。
イニシアティブは南北両軍が同じ確率で勝つ。ダイスがゾロ目の場合は1から3のときは北軍で、4から6のときは南軍の勝ち。『Atlanta Is Ours』や『Hood Strikes North』と同じなのだそうだけど、最近あまりGCACWに触れていなくて、このあたりをすっかり忘れてしまっている。リハビリ。
移動力は『On to Richmond』や『All Green Alike』のような「ちょっと違う」ではなく、通常どおりに決める。北軍の延長行軍判定は、歩兵が「ポトマック軍じゃない」扱いでダイス修整は+1。騎兵は「ブランディー・ステーションより後」の扱いでダイス修整なし。
新しい地形が2つ。LoessとBluff。
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茶色い点々が描かれているのがLoessで、移動については森と同じ。限定ZOCになるところも森と同じ。攻撃のMPコストは+1で、例えば準備攻撃なら4MPではなく5MPに。突撃の指揮のダイスに+1の修整。砲兵修整はRough/Hillと同じ行を使う。
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ヘクスサイドの片側にある茶色い帯がBluff。道かフェリーがないと移動も攻撃も戦闘後前進もできない。ZOC、側面ボーナス、退却は道やフェリーの有無にかかわらず通常どおり。Bluffを上る攻撃にダイス修整。退却路を決めるときに道もフェリーもないBluffは進入できない地形とみなせる。
既存ルールの訂正や補足で「おっ」と思ったところがふたつ。
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まず、Demoralize-2のユニットを含むスタックを攻撃するときのダイス修整。これまでずっと、ルールが「1/2より多い」なのに図表では「少なくとも1/2」となっていた。四半世紀前に日本語訳を作ったときからそうなっていた。なんとまあ。今回ルールを図表にあわせる形で「少なくとも1/2」に変更された。めでたしめでたし。
もうひとつは雨のルールで、雨が有効になった時点でProvisional SwampのヘクスにあるFlank Refusedマーカーを除去するというもの。Provisional Swampでかつ雨という状況はほとんど体験していないので、どういう効果があるのか今のところは想像が及ばない。