勝つことの意味っていったい
『Revolt in the East』のソロプレイを2回。どちらもスタンダードシナリオ。
1回目は東ドイツの反乱が終盤までおきず、ソ連は東西ドイツ国境を守りつつ、他の東ヨーロッパ諸国の反乱を制圧。NATOは東ドイツへの進出もままならないままゲームはソ連の圧勝。ソ連が迅速かつコンスタントに反乱を制圧できると、こういう展開はそれほど珍しくないのだろうと思う。
ソ連圧勝といいつつも、鉄のカーテンの位置は史実と同じ。引き続き史実どおりであれば第三次世界大戦はおこらず、10年後にはベルリンの壁も、ワルシャワ条約機構もソビエト連邦もなくなる。『Revolt in the East』で勝つことの意味っていったい。
2回目はうってかわって、第1ターンに東ドイツで反乱がおこり、第2ターンにNATOが介入を決める電撃的展開。その後も東ヨーロッパでの反乱の勢いは止まらず、ゲーム序盤にワルシャワ条約機構はソ連だけに。ポーランドがいなくなると「ワルシャワ条約」という名称を変えたりするのだろうか。
NATOの圧勝かと思いきや、まずは東ドイツからソ連軍を追い出さねばならないルールのため、ソ連はその間に東ドイツ以外の反乱国を落ち着いて順番に制圧していくことができた。東ヨーロッパの都市の過半数を押さえた方が勝ちなので、ゲーム開始時時点の勢力図を維持する必要はない。
最後の数ターンを残してようやく東ドイツから進出できるようになったNATO。ブルガリアとチェコスロバキアはあきらめて、手堅くNATOより1個だけ多く都市を支配する戦略のソ連。NATOがポーランドを、ソ連がチェコスロバキアを少し削ったところでソ連が接戦を制した。
シナリオはまだ3つあるし、スタンダードシナリオでも反乱の起きる順番によって展開はかなり変わると思う。簡単なゲームなので何度もプレイして、都度違う展開を福笑いのように楽しめるはず。
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