【レポート】ホトトギス――鳴かぬならどのボタン押そうホトトギス
いきもの名:ホトトギス【不如帰・時鳥・杜鵑・子規・時鳥】
学名: Cuculus poliocephalus
【登場するゲーム】
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カッコウ目カッコウ科のホトトギス。「鳴かぬなら殺してやろうホトトギス」などの川柳でも知られている鳥だ。文化人たちに愛されてきたからか、漢字の表記の仕方が多い。ゲームで説明されるだけでも「不如帰・時鳥・杜鵑・子規・時鳥」とあるが、他にも「杜宇、蜀魂」もある。これが別の読み方をするのではなく、「ホトトギス」なのだから、困る。
ゲーム世界ではまだそんなにこの鳥に出会うことができない。文化人に愛されてはいても、ゲーム業界で愛されているわけではないようだ。しかし、データベースなどでは欠かせない鳥だ。
分布:日本全土、大きさ:全長27~29㎝、夏鳥
夏鳥として、春ごろ東南アジアやインドなどから日本にやってくる。頭、背、胸は青っぽい灰色で、つばさと尾はやや濃い色をしている。腹は色が薄く、黒い横縞がある。平地や山地の林にすむ。初夏、独特の声とメロディで盛んに鳴く。鳴き声は「キョッキョッ、キョキョキョキョ」(トッキョキョカキョク)と聞こえ、これを何度もくり返し、最後の鳴き終わりが「ホトトケサ」と聞こえる。このホトトケサからホトトギスの名がついたとされる。昔は「テッペンカケタカ」と聞きなしたが、「特許許可局」のほうがゴロが合う。夜に鳴くことも珍しくない。
おもに単独で行動し、昆虫を食べる。自分では巣を作らず、ウグイスのほか、アオジ、ミソサザイ、クロツグミなどの巣に卵を産み、家主の鳥より早くかえったひなは、まわりにある卵を体で押して巣の外に出してしまう。親鳥はそれに気づかずせっせとホトトギスのひなに食べ物を運ぶ。
香川県で県鳥に選ばれている。
ホトトギスという鳥はカッコウという鳥によく似ている。『ワイルドライフ』という名前の漫画でその様子が載っており、面白かった。実際にゲームで見ると、それがどっちなのかわかるだろうか。いや、わからない。
※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。
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