【ゲームレビュー】アクアノートの休日2ーー今あそんでも楽しむことができる海遊ゲーム
ゲーム名:アクアノートの休日2
プラットフォーム:Playstation (いわゆる初代Playstation)
発売日:1999年7月1日
開発元:株式会社アートディンク
アクアノートの休日2 ホームページ (artdink.co.jp)
海洋探索シミュレーションゲーム
【いきもの収録項目数】
全367 ※
動物28 魚246 水35 ハ両6 鳥3 虫0 古生49
この活動をして、一番好きになったゲーム、『アクアノートの休日2』。前作『アクアノートの休日』のほうが有名であったり、続編のPS3の『AQUANAUT’S HOLIDAY~隠された記憶~』のほうがよくプレイされてきたりしているが、今回の記事で『アクアノートの休日2』の良さを伝えていきたい。
『アクアノートの休日』の良さとして、「目的のなさ」や「癒し」などがいわれている。今作『アクアノートの休日2』はただ海遊することもできるが、ゲーム内に図鑑がある以上、いきものを集めることが目的になりやすい。
この図鑑集めが、このゲームの全てだ。
図鑑集めのゲームはいろいろある。ポケモンとかも、ある意味では図鑑集めのゲームと言って差し支えないだろう。そういうゲームは、だいたい段階的に集め方が変わったり、難易度が変わったりする。いけるエリアが増えるなどもある。
しかし、『アクアノートの休日2』は開始から全てがある。全て、どういうルートでどういうところに行ってもいい。どういう順番で集めてもいい。
自由だ。
海の中を船で浮いたり沈んだりしながら、いきものを探す。見つける。登録する。
それしかない。
それしかないからこそ、面白い。
いきものの数は350以上。前作の『アクアノートの休日』に比べると倍以上も増えている。そして、種類も海水にいるものから淡水にいるもの、それだけでなく古生物もかなり収録されている。
その古生物の選出にはサイエンスライターの金子隆一が関わっており、「図鑑に載っていないような古生物も入れちゃいました」と言っている。そのおかげで調べるのが本当に大変だった。今でも詳しい情報を調べることができていないいきものがいる。それは魚のほうもそうであり、収録作業の5割くらいは、そのいきものの詳しい分類を調べていたと思う。
そして、いきものの動きについても、スキューバダイビングが好きなスタッフが関わっていることもあり、よりリアルに表現ができたと言われている。リアルないきものの動きにふれたとき、その感動は計り知れない。
正直に言うと、Playstationをなめていた。
『アクアノートの休日』をしているとき、あれぐらいのグラフィックが限界だとどこかで思っていた。こんなものか、と。当時はすごく画期的だっただろうが、Playstationも5までいっている現代にくらべると……とどこかで思っていた。
だが、このゲームはどうだろう。グラフィックがリアル!とまではいかないが、思っていたものよりもしっかりと、いきものらしいではないか。
レトロゲームのPlaystationであるが、いつ遊んでも楽しめる要素・グラフィックになっている! このゲームのプレイ動画や配信で遊んでいる動画があまりないが(配信していいかどうかの問題はあるかもしれない)、このゲームをもっとやってほしい。知ってほしい。
どうかこのゲームを知って、やって、いきものに思いを馳せてほしい。
※記事を書きながら、「このオブジェ収録できるのでは?」みたいなものを見つけてしまったので、数が変化する可能性がある。やりごたえがあるね!
D