【ゲームレビュー】世界の果てまでイッテQ! 珍獣ハンターイモトの大冒険ーー簡単すぎるゲーム、難しすぎるマップ
ゲーム名:世界の果てまでイッテQ! 珍獣ハンターイモトの大冒険
プラットフォーム:DS
発売日:2010年5月27日
開発元:カムイ
※公式サイトが見当たらないため、参考になるサイト
『世界の果てまでイッテQ!』珍獣ハンターイモトがDSでゲーム化 - 電撃オンライン (dengekionline.com)
いきものハンティング冒険ゲーム
【いきもの収録項目数】
全111
動物58 魚7 水3 ハ両24 鳥15 虫4 古生0
このゲームについて、ある動画を投下された。それがコレ。
プレイヤーの意識がイッテQしてしまうと言われたこのゲームに暮らされた評価は「クソゲー」。クソゲーの定義はいろいろあるため難しいが、このゲームはものすごく単調だ。マップを移動し、ポイントに触れ、クイズやミニゲーム(3つしかない)をこなし、村人と話す。それしかやることがない。固定シンボルのいきものではない、ランダムエンカウントのいきものであれば、村のロードをはさんで同じポイントを行ったり来たりしているほうが効率が良い、などと考えていると本当に単調になっていく。
その単調さをなんとかしようとしたのか、マップがめちゃくちゃ複雑になっている。例えば、目標がマップの左下にあるとする。そこに行くためには左に行って下に行けばいい。それだけなのに、道が複雑なせいで一回上に行かなければならなかったり、そこをさらにジグザグと移動しなければいけなかったり、と道に迷いやすい人にはかなりしんどいつくりになっている。
物語としては、イモトが子どものために100体のいきものの説明が載ったいきもの図鑑を、現地に行って調査し、完成させるみたいな感じだ。しかし、100体そろわなくても、80体くらいで子どもに持っていく。また、完成度が100%を超えていても、まだ???の部分がある、など、ゲームとしてはどうなんだろうという点が多々ある。
しかし、このゲームは、ゲームいきもの研究所にとって、かなり有益なゲームであった。このゲームに登場するいきものは、およそあまりゲームに出てくることのない、マイナーで珍しいいきものであることが多い。それは研究において、かなりありがたい結果となった。
いきもののグラフィックは基本的に番組で使われたであろう実写真が主だ。その点については少し残念ではあるが、それでもマイナーないきものを取り上げてくれている功績は大きい。
「こんないきものいたんだ~」
そんな気持ちになるゲームだ。マップ把握能力が高くて、いきものに出会えればゲーム性はどうでもいい人はぜひプレイしてみてほしい。
ただ、このゲーム、研究所では収集率100%なんだけど、まだ開放されてないページがあるんですよぉ……。フルコンプ動画などはあまりなかったので、詳しくはわからない結果となった。
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余談だが、このゲームを作った会社「カムイ」であるが、「ゲーム作るの下手じゃん!」という話でもない。この会社が作ったゲームは『クイズ雑学王DS』やPS2の『スキージャンプ・ペア』などを作っている。多くのゲームを作っているところという印象ではないが、話題になるゲームを作った会社であることは確かかもしれない。