【レポート】マツムシ――もしかして私たち入れ替わってる?
いきもの名:マツムシ
学名:Xenogryllus marmoratus
【登場するゲーム】






バッタ目コオロギ科のマツムシ。マツムシといえば、「やれ松虫が鳴いている、ちんちろ、ちんちろ、ちんちろりん」という歌だろう(この歌は『虫のこえ(蟲のこゑ)』という1910年からうたわれている唱歌であるらしい)。名前の由来に、大阪や奈良で松ぼっくりのことを「チンチロ」とよぶからという説があるという(『クイズ&タッチけんさく 虫図鑑DS ~虫を探そう・調べよう~』より)。このチンチロリンという鳴き声であるが、実際の鳴き声はするどい声で遠くにいても聞こえるくらいだ(『花といきもの立体図鑑』)。
今はスズムシと呼ばれている。どっちの名前がお気に入り?
え? ボク君、これスズムシなの?
そう思ってスズムシの説明を見る。
昔の名前はマツムシで今はスズムシと呼ばれてる。どっちの名前がお気に入り?
ん? つまり、『ぼくのなつやすみポータブル ムシムシ博士とてっぺん山の秘密!!』ではスズムシが二体いるってこと?
実際に、古くからこのマツムシとスズムシは混同されてきた歴史がある。それほどよく似ているが、鳴き声が違うらしい。しかし、鳴くのはオスだけであるため、メスの判別はさらに難しいのかもしれない。江戸時代には虫かごに入れてこの鳴き声を楽しんだという。ゲーム世界でも鳴き声を楽しめるものが多数あるため、ぜひ出会ってほしい虫のひとつだ。
※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。
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