【レポート】ウバタマムシ――目立たないは最大の防御
いきもの名:ウバタマムシ
学名:Chalocophora japonica
【登場するゲーム】
コウチュウ目タマムシ科のウバタマムシ。タマムシといえば、緑のきらびやかな虫で、一時はセンター試験の現代文(小説)に出てきたことでネタにされてきた虫だ(「タマムシですよ!」「あなたはこの色のレインコートが嫌いなんですか!?」、『たま虫を見る』より)。しかし、このウバタマムシは、そんなきらびやかな緑色を持たず、地味な虫である。よく顔を見ると意外にかわいい顔をしている。
ゲーム世界で、意外とこの虫が見られるのはその地味さからかもしれない。タマムシは特別な虫にも普通の虫にもしやすい。しかし、タマムシ科のタマムシたちはきらびやかなものが多く、レアになりやすい。しかし、このウバタマムシは違う。タマムシの中でグレードが低い虫になりやすい。『花といきもの立体図鑑』によると、日本には250種ちかくのタマムシがいるが、地味なものが多いらしい。その地味な中では有名なのかもしれない。
このフランクに出会えるウバタマムシは『SIMPLE DSシリーズ Vol.3 THE 虫とり王国~新種発見!ノコギリカブト!?~』でめちゃくちゃ出会う。もういらないと思ってもやってくる。しかし、あるときに合成(ゲームを知らない人にとっては何のことか驚くかもしれない。今ゲームは虫と虫を合成してレアな虫をつくるというヤバイ仕様がある)に必要になる。そんなときにはなかなか出てくれない虫でもある。1円を笑うものは1円に泣くと言うが、ウバタマムシに泣かされる日が来るとは思わなかった……。
※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。
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