【レポート】インドガビアル――ガビアルさんお鼻が長いのね?

いきもの名:インドガビアル
学名:Gavialis gangeticus

【登場するゲーム】

Cell to Singularity
Planet Zoo
アクアノートの休日2
アクアノートの休日2

 ワニ目ガビアル科のインドガビアル。ワニにはアリゲーター、クロコダイル、ガビアルの三種類がいるが、ガビアルは他の二つに比べて長い鼻をもっているのでわかりやすい。本種があまり有名ではないのは、ガビアル科で現存するものはこのインドガビアルしかいないからかもしれない。ちなみに、『アクアノートの休日2』では「クロコダイル科」と紹介されている。
 ゲーム世界では水中もしくは動物園で見ることができる。『アクアノートの休日2』では、雌雄を比べることもできる。ガイドブックによると、雌雄の違いは「雄だけが、その先端にコブができる」らしい。この鼻は『Planet Zoo』によると「オスの鼻先には特徴的な球状の膨らみがあり、発情期にはそこから音を出してメスを引きつけたり、他のオスを威嚇したりする。」という役割をもっているらしい。

インドガビアルは、インド亜大陸の河川が原産のクロコダイルで、現在近絶滅種に指定されている。近年の推測によると、野生の個体は200頭しか残っておらず、ネパールとインド北部の4本の支流に生息地は限定されている。個体数が減少した原因は、河の汚染が進み魚が減少したことや、砂の採掘でメスの産卵に必要不可欠な砂洲が破壊されてしまったことなどが挙げられる。
(省略)
飼育下の繁殖プログラムでは、多くのインドガビアルの幼体が野生に放たれた。このようにして、個体数を増やし絶滅を防ごうとしているのである。

『Planet Zoo』(一部抜粋)

 ガビアルが生きて見ることができるからこそ、ゲーム世界でも会うことができる。繁殖プログラムの成功を願う。

※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。

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