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NFT×ゲームは、新しい形の「ユーザー同士のつながり」を生めるか?
こんにちは!
スゴロックスです。
最近、日本のゲームメーカーからリリースされたNFTゲームが増えてきたような気がします。
例えば、この記事を書いている今、2024年8月15日には、enishから「De:Lithe Last Memories」が正式リリースされました。
㊗#ラスメモ 本日8/15(木)サービス開始㊗
— ㊗グローバル同時配信㊗⚔️ラスメモ / Last Memories (@lastmemories_g) August 15, 2024
親愛なるチーフの皆さん、お待たせしました✨
『De:Lithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ)』
通称、⚔️ラスメモ⚔️ 本日、グローバル同時リリースしました🎉🥳
📲アプリDLはこちら🌟https://t.co/i53mQFltVl
🖥️PC版はこちら🌟… pic.twitter.com/IUcogKIwVM
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2020年ごろは、NFTゲームと言えば海外のゲームメーカー発のタイトルが圧倒的多数だったことを考えると、国産のNFTゲームが増えてきたのはうれしい限りです。
ぼくたちスゴロックスは、新しい技術が大好きな会社です。
当然この「NFTゲーム」という領域、あるいはWeb3という領域も大好きです。
ですが、それは単に「新しい技術」だからではなく、ゲームの中にNFTを混ぜ込むことで、「ユーザー同士のつながり」を作ることができると確信しているからです。
今日はそんなお話をさせてもらいます!
※NFTを使ったゲームは「NFTゲーム」「ブロックチェーンゲーム」「Web3ゲーム」など多様な呼ばれ方をしていますが、本記事では「NFTゲーム」で統一しております。
NFTは「デジタルデータの譲渡や交換」を可能にする
という訳で、NFTゲームについて語っていく訳ですが、真面目に「NFTとは」を説明しようとすると、何文字あっても足りません。
NFTについての真に驚くべき説明方法を発見したとしても、ここに記すには余白が狭すぎます。
ですが、本記事の内容を理解するにあたっては、下記の二つのポイントだけ抑えていただけたらOKです。
第一に、NFTとは識別用の番号が振られたデジタルデータでしかないという事。
例えば、皆さんが普段遊んでいるゲームを思い浮かべてください。
当然ですが、ゲームで遊んでいる以上はゲームデータがあり、そのデータの中には皆さんがガチャで引いたり、イベントで手に入れたキャラクターやアイテムがありますよね。
例えば、限定ガチャを引くと手に入る「スゴロックス君」なるキャラクターを皆さんが持っているとしましょう。
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「スゴロックス君」はゲーム内のガチャを引けば手に入るので、当然ガチャを引いた他のユーザーも持っている可能性があるキャラクターです。
皆さんが持っている「スゴロックス君」も、他のユーザーが持っている「スゴロックス君」も、基本的には同じで、それぞれ区別されている訳ではなく、全部同じスゴロックス君ですよね。
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NFTというのは、この皆さんが持っている「スゴロックス君」に識別用の番号を振って、他の「スゴロックス君」と区別できるようにしている、だけなんです。
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ぼくが持っている「スゴロックス君」は001番で、皆さんが持っている「スゴロックス君」は777番。300番を持っている人も居れば、501・305・999番の三つを持っている人もいるかもしれません。
とにかく「それぞれデジタルデータが、別のものとして区別されている」ということが、第一のポイントです。
NFTの正式名称である「Non-Fungible Token」の「Non-Fungible」つまり代替不可能性は、ここからきています。
第二に、NFTは「販売」したり「譲渡」したりできるという事。
こちらについては、実際に見てもらった方が早いと思うので、画像ドン。
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こちらは「Project XENO (プロジェクトゼノ)」というゲームで使用できるNFT、つまりゲーム内データを取引できるサイト(マーケットプレイスと呼ばれる)です。
こちらのマーケットプレイスでは、一般のゲームユーザー同士でのNFTの取引ができます。自分が使わなくなったNFTをお金に換えたり、強く育てたNFTを誰かに高く勝ってもらおうと思って出品している訳です。
これらの取引は、多くの場合は仮想通貨で行われます。つまりは、日本円に交換することもできる通貨です。
また、ゲームタイトルによっては、0円での取引、つまりはNFTの「譲渡」も可能です。
使わなくなったゲーム内アイテムを誰でも出品できる、フリーマーケットみたいなイメージを持っていただけたらと思います。
NFTを用いたゲームが、今までのゲームと異なるのは、この「譲渡」や「交換」の仕組みです。
こういった、ゲーム内データのユーザー間の取引機能は、ブロックチェーンを使わずとも実装可能かもしれません。
ですが実態として、いわゆるソーシャルゲームにそのような機能を搭載しているタイトルは少ないのが現状です。
譲渡と交換はユーザー同士のつながりを生む
この「ゲーム内データの取引」という機能は、ゲームユーザーにとってもメリットになる可能性があります。
例えば、ゲームを長くプレイしていると「初心者の頃は活躍したけど、今は使わなくなってしまった」アイテムやカードが出てくると思います。
このゲーム内データは自分にとっては重要度が低いが、ゲームを始めたての初心者にとっては喉から手が出るほど欲しいかもしれません。
「ゲーム内データの取引」を行う機能があれば、マーケットプレイスで取引できるようになるため、そういったアイテムを現金化して、より強いアイテムを購入したり、いわゆる「ガチャ」の資金にすることができる可能性があります。
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一方で、買い手(恐らく初心者)からしたら、お金を支払うものの、ある程度育ったキャラクターや強いキャラクターが手に入るのは、脱初心者が早くなるのでうれしいことだと思います。
「ゲーム内データの取引」の機能は、売り手にとっても買い手にとっても、メリットのある仕組みになりうると思います。
また、前述した「譲渡」も、ユーザーにとってのメリットに繋がります。
例えば、自分の所属するギルドのメンバーを増やす、あるいは強くするために、リアルの友人をゲームに誘ったとします。
どうせなら早く強くなってほしいですよね。
そこでこの「譲渡」が役に立ちます。自分の「おさがり」をその友人に譲渡することで、友人はより早く強くなれる。もしくは勝てるようになる。
ゲーム内アイテムを譲渡した人からしたら、自分の所属するギルドに強いメンバーが増えてくれてうれしい。譲り受けた側の人は、始めたばかりのゲームでもある程度強くなれて嬉しい。
また、こういった「交換」や「譲渡」の文化は、ユーザー間の「つながり」をつくる起点にもなります。
「取引」も「譲渡」も、ユーザーにとってはメリットを生む可能性があるし、あたらしい遊びの幅が生まれる。おまけにユーザー間の「つまがり」を生む可能性まである、良い仕組みだと思います。
「トレード」は、人と人とを繋げる素晴らしい文化
最後に、今回のテーマ「NFTとゲーム」について思ったこと。
譲渡や交換、いわゆる「トレード」は、人と人とを繋げる素晴らしい文化だと思います。
トレードの文化自体ははるか昔から存在していますが、そこにブロックチェーンが掛け合わさることで「誰が誰に何を交換したか」の履歴がすべて残ります。いわゆる不正の防止にもつながります。
また、「ゲームの継続」という観点からもメリットです。
従来のゲームの仕組みだと、ある程度サービスが軌道に乗ったら、新規ユーザーへの運営とか重さを考えることを軽視しがちになることが多いです。どうしても、運営の比重は「ゲームを支えてくれるコアユーザー」に向きがち。
なので、譲渡や交換、カードの流通があって、エントリーフィーが安くなるのは、新規流入的にもプラスに働くと思います。
一方で、つながりを作っていくには ①話すきっかけがあるかどうか ②気になることを、他の人も気になっているかどうか ③その人がいることを知れるかどうかが大事です。
ここもしっかりとデザインしてまいります。
本コラムで紹介した事以外にも、さまざまなことができるので、ぜひ今後にご期待ください!
今回は「NFT×ゲーム」の持つ、つながりを作る可能性について語っていきました。
ぼくたちスゴロックスは「つながりをつくる企画プロデュースカンパニー」です。
「つながり」をプロデュースするプロとして、NFTの持つ可能性に注目していますし、これからもさまざまなタイトルで、その可能性を実現していきたいと考えております!
スゴロックスは、皆さんと気軽にお話できる会社を目指しています。
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スゴロックスでは、ゲーム企画・制作・運営のほかにも、ゲームに関わるマーケティングやリサーチ業務も行っています。お気軽にお問い合わせください!
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