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オタク、こういうの好きやろ?はい!!「恋は光」
恋は光 鑑賞。
— Gの昼行灯 (@gamconp) July 1, 2022
あー、これ、優勝!
こんなん好きになるに決まってるやんw
頼む、誰か俺と居酒屋で恋について語り合せてくれ!!
映画好きが集う私のTLでも絶賛が多かった本作。私のアンテナにも、「これは7月の新作の前に見るべきでは?」と引っかかったため、見てきました。
冒頭の馬場ふみかの衝撃的なシーンから、飛ばしているなあ、と思いつつも、主人公の大学生である西条が興味を示す東雲さんのキャラクター造形が、なんとも古式ゆかしい、天然記念物のようなお方で、いや、漫画原作とはいえまたオタクが好きそうなキャラ持ってきたなあ、とやや俯瞰気味に鑑賞していました。
それがぐわっとのめり込んだのは、西条の幼馴染の北代と東雲が、サムネイルにも使わせてもらった吹屋ふるさと村にある東雲邸でパジャマパーティをするシーンでした。二人が西条について語っているシーンと並行して、西条はもう一人のヒロイン、宿木に略奪されそうになっており、それぞれのやりとりがずっと見ていたくなる良いシーンで、そこから逆算して前のシーンも(映画を見ながら)フラッシュバックしていると、全てのシーンが何度も見返したくなるクオリティでした。岡山県のロケーションの良さもあり、どのシーンも綺麗だし、会話中心のやりとりも全く飽きることがありませんでした。
会話シーン中心の構成は、私は少し「セトウツミ」を連想しました。淡々とした中でクスリと笑えるセトウツミに対して、本作は恋について哲学的な会話を繰り返すのですが、結構クスリと笑えるシーンが多いのは共通しており、ずっと彼らの会話を見ていたい思いも共通でした。
特に、居酒屋や家で、アルコール片手に語るシーンが多いので、無性に友達とお酒を飲みたくなりました。来月帰省するので、旧友と恋について語るか……(嘘)
個人的に好きなヒロインは、平祐奈演じる東雲さんでしたね。なんだよ冒頭で狙い過ぎとか言っておいて、なんですが、フワッとした雰囲気といい、ちょうど良い感じのスタイルといい、全てがツボでした。俺もオタクだからさ……。
それにしても本作、みんな基本的にいいやつばかりで、ライバルキャラにウェーイ系、マッチョ系等、体育会系のキャラがいないので、そういう意味でもナードに優しい作品だったと思います。
パンフレットは850円。東雲さんが作っているノート袋を模したデザインで、これは映画を見たら買いたくなります。中身も劇中で主人公たちが行っていた交換日記風になっていたり、ロケマップが収録されていたりと、コンパクトなわりに充実の内容でした。
兎にも角にも大満足な本作。やっぱり映画好きの口コミは一番信頼度が高いな、と再認識させられた作品でした。