身体の硬い人向けのハトのポーズの練習方法【下半身編】
今日は身体の硬い人に向けたハトのポーズの練習法をご紹介します。
リクエストがあったので、それにお答えする内容です。
ハトのポーズと言っても、こちらのハトのポーズではなくて。
まずは硬い人向けということで、こちらのハトのポーズを目指しましょう。
本当は、これは「マーメイドポーズ」として、「ハトのポーズ」とは分けて考えられています。
ただ、一般的にはこれを「ハトのポーズ」と呼ばれているので、とりあえずは「横向きのハトのポーズ」としてハトのポーズの入り口として取り組みましょう。
さて、実際にレッスンをしていて、ハトのポーズが苦手な人の最初の課題は、この体勢をつくることです。
ハトのポーズに入る前にそもそもこの体勢をキープできないことが多いです。
だから、もちろん、膝を曲げて足を持ち上げることができません。
まずはこの体勢を作れる状態を目指すことがファーストステップです。
その為に必要なことは
・股関節の前側の柔軟性
・脚の裏側に力を入れられること
です。
その2つを身に着けるのに適したポーズをご紹介します。
練習方法:パリブリッタ・エイカパーダ・ラージャ・カポータアーサナ2
パリブリッタ・エイカパーダ・ラージャ・カポータアーサナ2(回旋したハトの王のポーズ2)です。
踵を仙骨に着けるように引き寄せましょう。
股関節の前側が伸び、背面の筋肉が活性化されます。
そのまま5呼吸キープしてください。
もし手が届かない場合は支える手の下にヨガブロックなどで高さを出すと持ちやすくなります。
このポーズについて詳しく知りたい人には動画があるのでご確認ください。
パリブリッタ・エイカパーダ・ラージャ・カポータアーサナ2の軽減法
もし回旋したハトの王のポーズ2が難しかった場合は、軽減法があります。
スフィンクスポーズの状態で、太ももの下にブランケットなどを置きます。
この状態で腹筋を入れると、股関節の前側が伸びます。
その状態を保ったまま膝を曲げて5呼吸キープしましょう。
このポーズについて詳しく知りたい人には動画があるのでご確認ください。
まとめ
実際にポーズの中での軽減法としては、ブランケットや壁などを使って身体を起こすとキープしやすくなります。
ブロックひとつでかなり楽に感じられるものですよ。
上体を起こしてキープ出来るようにさえなれば、後は難しくないです。
繰り返しになりますが、いきなりポーズをとろうとするのではなく、まずはこの状態でキープできることを目指してくださいね。
ハトのポーズの練習方法についてはこちらも参考にしてください。
動画で見たい方はこちら
ライタープロフィール
■芹澤宏冶(せりざわこうじ)
■ストレッチトレーナー10年。ヨガインストラクター7年 。少林寺拳法四段。元立教大学体育会少林寺拳法部監督。
■17年でのべ40000レッスン。
■開脚本2冊執筆。発行部数計70000部
■身体の硬い人はいません。いるのは身体が硬くなる使い方をしている人だけです