よしなしごと in 師走
年を取るにつけ時間は早く過ぎる。40代の頃に比べ、速さは倍になったようだ。今年も残りあとわずか。何もしなかったのに早かった。そんな年の瀬、身の回りの "よしなしごと" を脈略無く書く。全6題10画像です。
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【一】冬の鳥
昨日明け方まで降った雨が止むのを待って、普段より2時間遅い散歩に出かけた。池を囲む公園に行くと、1ヶ月振りにカワセミが姿を見せた。我々が体操をする展望デッキの右に登場し、低空飛行で左の枝に飛び移る。朝の光に映える今年一番の "構造色ブルー" を見た。
帰り道、石畳とその脇の植え込みを行き来する黄緑の鳥がいる。アオジだ。アオジは漂鳥で、この時期北国からやって来て、ここで冬を越す。セイフティーディスタンスは2ｍほどか。わりと近くで見ることができる。今冬も戻ってきてくれた。
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【二】ゴルフ総括
一昨日は、今年最後のゴルフだった。今年真面目にゴルフに取り組んだのは、"老いに抵抗" したかったから。しかし目覚ましい結果は残せず、野望成就とはならなかった。しかし何かを掴みかけている感触はあるし、「良くなってるね。」と優しい声を掛けてくれるゴルフ上級者もいる。望みが無いと分かれば、引退することもやぶさかではないが、もうしばらく精進を続けることにする。
そうそう。昨日はミドルホールで完璧なバーディーが取れた。セカンドショットがカップの縁に落ちてバウンド、あわやイーグルという完璧なショットだった。こんなことも発展途上の証しだと信じたい。
私がスマホを取りに行っている間に、同伴者が直してしまった。残念！
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【三】うちの孫は天才か ?!
二ヶ月前、孫たっくんの二歳の誕生日に、国旗の絵本をプレゼントした。たちまちハマったようで、次々に国の名前を覚えた。月曜の夜、私とたっくんとでネプリーグを見ていると、国旗の問題が出た。
たっくんはいくつか答えた後、問題⑩を「バーレーン」と即答した。私は分からない。テレビの回答者も全員不正解だった。果たして正解は・・・・「バーレーン！」だった。私は「やったー！」「天才！」と孫を抱き上げて歓喜した。はい、"じじバカ" です。いや "馬鹿じじい" かな。
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【四】新種発見 !?
夕方の散歩で川べりを歩いていると、見慣れない鳥を見かけた。白、黒、グレーの配色の水鳥。スマホで画像に納め、家に帰って図鑑で調べてみた。
しかしその姿・形が図鑑に無い。「すわ、新種発見か！」と色めき立つ。更に調べると "アオサギ" が、首をすくめている状態と判明。残念！
野鳥観察まだ初心者です。ご容赦下さい。
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【五】浅草キッド
Netflix で最近公開された「浅草キッド」を観た。ビートたけしの原作を、劇団ひとりが監督した作品。何を書いてもネタバレとお𠮟りを受けそうだが、とにかくとても良い作品。すっかり見入ってしまった。表紙画像は、柳楽優弥くんとナイツ土屋さん演じる "ツービート"。当時ビートたけしの目に宿っていた "狂気" が、"柳楽くんのたけし" にもあった。
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【六】22歳の私
屋根裏を整理していたら、22歳時のライフマスクが出てきた。石膏で型を取って成型したもの。読売新聞本社で掃除のバイト仲間だった彫刻家 K氏のモデルをしていた時、休憩中のお遊びで作ってくれた。
シャワーキャップを被り、顔中にワセリンを塗り、鼻にチューブをセットして横たわる。溶いた石膏を顔に敷きつめて固まるのを待つ。固まったらそれが石膏型になる。型の凹みに石膏を流し込み、固めて離型するとライフマスクができる。石膏の重みで顔が圧迫されるが、概ね本人を再現する。
今の私より、ひと回り小ぶりで尖っている。振り返ると当時の私は、何か鬱屈したものを抱えて、いつも苛立っていた。↓ の絵は、同居人の鈴木が、当時の我々を描いた色鉛筆画。こんな目をして生きていたな。
※同居人鈴木は現在、日光山輪王寺の総務部長。僧侶としてよくテレビに出ています。
※K氏は今も彫刻家として活躍中。定期的に個展を開催しています。検索すると、N大学芸術学部の非常勤講師もされているようです。
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このところのあれこれを、取捨選択もせずに書き綴ったら、思いのほか長くなってしまいました。最後までお読みいただき、有難うございました。
〈拝〉
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