始めること、続けること
これも技術やセンスのうち?
初心者に共通する2つの課題
昨年末から周囲に「着物が着れるようになりたい!」と、伝えまくっていると、「なら、きちんと着付け教室に通うのがおすすめだよ!」と教えてくれる人と、「この本がおすすめ!」「この人のYoutubeがおすすめ!」と教えてくれる人とに、ぱっくり分かれていて、興味深いなあ!と思います。
身の回りに両方の意見が存在すること自体、ありがたく頼もしいです。
同様に周囲を見渡せば、お仕事にしているベテランの方、すでに何年も親しんでいる友人、同じ時期に興味を持ち始めた友人、その中間くらいの友人も!かなり理想的なバランスで身の回りに存在してくれてもいるんです。
これぞまさに、理想的な「ぼちぼち独学」!
現在、他に取り組んでいる「ぼちぼち独学」では経験のないことです(ぼっちの「ぼち」でもあるなあ、と思うほど)。なぜか着物については不思議と環境に恵まれていて、相当楽しく親しむことができているので(着付けの上達具合は別として)、やっぱりこのバランスめちゃ大事!!と改めて実感している、今日この頃。
※「ぼちぼち独学」とは何ぞや?と、前回までの経緯は、以下ご覧下さい。
「(未経験だけど自分なりに)取材して、記事にして、発信したい」を「ぼちぼち独学」によるライフワークとすべくの、この連載。
今回の話題は、取材対象の人(創作活動やライフワークの「先輩」)に、どんなことを質問しよう?です。私の個人的経験から気になるのは「初心者に共通の課題」について。
私が思うに、初心者にとっての共通課題は、ざっくりと2つあります。
①とにもかくにも始めてみる(下手でもやってみる)
②続けるための工夫を考える(興味を失わない)
技術やセンスの話ではないのです。いや、これも技術やセンスのうち、というのが正解でしょうか。とても大事なことのように思うんです。
①は、クリアしなくちゃ何も始まらないわけですが、これを乗り越えるのが案外難しいと耳にします。お子さんがいらっしゃったりすると、毎日忙し過ぎて、それどころでないことに加え、我が子に指導する立場であるがゆえに?下手なことはしづらい、という意識も働くようです。
「あの子、急にどうしたの?」周囲の目も気になります。
元初心者だったはずの、創作活動やライフワークの「先輩」は、これをどうやって乗り越えたのでしょうか?色々なケースがありそうです。
②は、何かを始めてしまったら、誰もが必ず直面し続ける課題です。これが、かなり難しい(と私は思う)。だから「ぼちぼち独学」は「ゆるゆるペース」がモットーです。「どれほどゆるゆるでも、興味を失わなければ続いているようなもの!」と自らと周囲に言い聞かせる?ことで、どうにかアウトとせずプレーし続けるわけですね。
…「ぼちぼち独学」のモットーは、ひとまず置いておいて。
大人になって、役割が増えて、日々目の前の「やらなくちゃいけないこと」に忙しく追われながら、ライフワークへの興味を失わずにい続けるには、どうすればいい?「先輩」には、このあたり、上手なやりくりを心得ている人が沢山いるに違いない!ぜひとも聞いておかなくては!!
(超マイペースな私でも「ぼちぼち」から脱却できるかもしれない??と期待しつつ)
ということで、「始めること、続けること」。ご協力頂けそうな、創作活動やライフワークの「先輩」を見つけたら、この2点を中心にしつつ、そこから色々なエピソードを聞いてみようかな?と思っているところです。
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【つねまつあけみ・プロフィール】
大阪府堺市出身、在住。
2005年、絵本専門のギャラリー「ピクチャーブックギャラリーリール」を開店。2008年、文具だけを使って製本・豆本作りに親しむ紙工作キット「自分でくみたてる本seedbooks」企画、販売開始。2015年からは、情報サイト「関西ウーマン」で「女性におすすめの絵本」というテーマで毎月コラム記事を担当中。お店を始める前は、印刷物を作る仕事をしていました。
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