人が集まれる理由をつくる
えがきぞめ・とりぞめ展の初日が終了しました。
12月の「Fashion Illustration」以来1ヶ月ぶりのギャラリー主催の企画展。
1ヶ月って短いですが、設営のときから「あぁ、そうそうこの感じだよな」と展示の感覚を思い出していました。
展示楽しい
シンプルに展示って楽しい。
この楽しさって何なのかなと考えたときに、やっぱり人が集まるからというのがあります。
はじめましての人も、顔なじみの人も、同じ場所に集まってワイワイやるのは楽しい。
だとすると、人が集まってさえいれば、究極展示しなくてもいいのでは?とふと思ったりします。
でも、それだと多分、この楽しさは出ないんだろうな〜と。
集まる理由が何なのか
昔、とにかく違う世界に触れたいという理由で、何でも話せる交流会のようなイベントに参加したことがあります。
カフェで初対面の人と話す会みたいな。
千差万別色んな人が来ていて、自己紹介とかしながら会は進むのですが、何となく会話の糸口が無くて、皆がそれを探っていくうちに時間終了となりました。
ちょっと残念な気持ちになった記憶があります。
そこで思ったのは、人が集まってさえいればよいということはなく、集まる理由が大事なんだなということです。
交流したいというのも集まる理由ではありますが、具体的に何をするかがフワッとしたままだと、何かフワッと終わっちゃいがちです。
私自身、展示以外のイベントを色々とやったりする時に身に沁みております(泣)
その点、展示というのは出展者さんは作品を展示するという理由が明確で、ご来場される方も展示を見るという理由が明確です。
しかも、基本的にはギャラリーの企画を気に入ってくれていたり、展示されている作品や作家さんのことが好きだったりしているわけなので、自然と会話が生まれます。
集まる理由が明確なんですよね。
集まる理由をつくる仕事
ギャラリーの仕事はこの集まる理由をつくることなんじゃないかなと日々思っております。
もっと言うと、集まる理由の魅力を上げ続けることというか。
人が集まれば何でもいいんだ!集まって楽しみましょう!
と言っても、なかなか楽しむのは難しいと思うので、
ここでこんなことやります!こんな楽しさがあります!こういう面白さあります!
っていう、集まる理由の魅力をいかに上げて、いかに魅力的に伝えられるか。
それが大事だよなーと、大事MANブラザーズバンドのように思った2024年一発目の展示初日でございました。
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