三大栄養素 PFCバランスとは?

 三大栄養素という言葉は、中学校の家庭科などで聞いたことがある人もいるかもしれません。その内訳は言えるでしょうか?答えはタンパク質・脂質・炭水化物の3つです。これらに共通することは、エネルギーを取り出すことができるということです。つまり、カロリーになるということです。ものを食べるのは活動のエネルギーを得ることが第一義なので、三大と呼ばれるわけですね。

 今は緊急事態で自粛してるし、ほとんど動かない生活を送っているからエネルギーは必要ないと思ったみなさん、それは誤りです。脳を使って考えるのにもエネルギーは必要です。その証拠に、知能スポーツの最高峰で戦う将棋棋士は対局後に3〜4kg体重が落ちることもあるそうです。さらに言えば、生命の維持にもエネルギーは必要なので食べ物を食べずに生きていくということは不可能というわけです。

 炭水化物、タンパク質からは1gあたり4kcalを、脂質からは1gあたり9kcalを取り出すことができます。1日に必要なエネルギーはだいたい2000kcalなので、1日に220gの油を飲めば生きていけるというわけなんです。

 嘘です。みなさんはガソリン車ではないので油だけ飲んで生きていくことはできません。脂質はエネルギー効率が良いため、摂りすぎると太ってしまうんですね。私の専門のところなので詳しくは需要があれば解説したいと思いますが、それぞれから取り出されるエネルギーは、その取り出され方も使用用途も異なるため、バランスの取れた食事が必要というわけです。このバランスのことをタンパク質、脂質、炭水化物にあたる英語のprotein, fat, carbohydrates  の頭文字を取ってPFCバランスと言われます。ざっくりいうと、炭水化物は体や脳を動かすため、タンパク質は血や肉をつくるため、脂質は細胞膜やホルモンをつくるのに使われます。

 では、バランスの取れた食事とは一体どのような割合のものでしょうか。答えは、P:13~20% F:20~30% C:50~65% です。ダイエットやボディビルディングなど目的に応じて多少は数値は変化しますが、基本となることは変わりません。これを守らずに過度なダイエットを行なってしまうと、ホルモンバランスが崩れたり、エネルギーが枯渇したり、健康上の問題が生じてしまいます。

 みなさんは、PFCバランスの取れた食事を普段できているでしょうか?はっきり言ってこれはかなり難しいことだと思います。大学でラグビーをやっていた私は、身体は大きくしたいが時間もお金もないのにどうしたら栄養バランスをとれるんだと憤慨しながら米をバカ食いし、プロテインをがぶ飲みするというめちゃくちゃな食事をしていました。株式会社Galileoは、こんなみなさんの悩みに応えるため、日夜製品開発を行なっております。今回はその成果を少しだけお見せしいたいと思います。

画像1

 これは、現在開発中の32種類の栄養素を全てバランスよく摂取することのできるパン型完全食です。調理不要で美味しく、当然PFCバランスも完璧となっています。忙しくてバランスの取れた食事なんて到底無理だ、と思っているみなさん、もうすぐこれをお届けできるのでしばらくお待ちください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?