マヤ暦と宇宙シリーズ⑦~赤い月~
「マヤ暦」とは、約4000年前の古代マヤ文明で神官が儀式を司る時に用いられていた神聖暦(カレンダー)のこと。数学と天文学に優れていたマヤの人々は、自然と調和できる精密な暦をつくっていました。また、天体の巡りや宇宙の波動が人間に大きな影響を与えていると感じていました。
260日周期のマヤ暦では20の神様(太陽の紋章)が13日ずつ見守ってくださり、毎日異なるエネルギーが降り注がれています。20×13=260日、マヤ暦では日や人をKINという単位で表しています。このマヤ暦260KINの中に、誰でも自分のKIN(マヤ暦バースディ)が存在しています。もちろんひとつずつ、性質や特徴が違います。
自分が生まれてきた日に宇宙から受けたエネルギーはどんなものだったのでしょう。エネルギーを胸いっぱい吸い込んだ瞬間、生まれてきた目的が「刻印」され、人生の流れが決まるそうです。この刻印が太陽の紋章であり、自分の本質に大きく影響を及ぼします。本来持っている才能や生き方などの道標となるのがマヤ暦です。このシリーズでは1つずつ太陽の紋章を紹介していきます。
今回は、太陽の紋章「赤い月」(Muluk:ムールク)KIN209~221を取り上げます。2021年7月11日~7月23日まで「赤い月」のエネルギーが流れる13日間となります。
マヤ暦には20の紋章がありますが、その中でもっとも直感力が鋭く並外れた感受性をもっているのが「赤い月」です。使命感に生きる人で、やるべきことを見つけると徹底してやり遂げる強さをもっています。改革者でもあり、どのジャンルにしても新しい流れを作る方が多い紋章です。
明石家さんまさん、木村拓哉さん、ダルビッシュ有さん、カズレーザーさん、北川景子さんなども「赤い月」の紋章をもっています。
心が常に動いていて、空気や人の感情を読むことも得意です。相手に合わせて素早く反応できる器用さも大きな特徴です。
そんな感受性豊かな「赤い月」の13日間は、この紋章を持つ人に限らず全ての人に赤い月のエネルギーが降り注ぐ期間となります。
「赤い月」をマヤ語ではMuluk:ムールクといいますが、「水」のことも意味しています。
水は常に新しい流れを生み出す力があります。そして、私たちの心の動きも水のように自由に変えていくことができるのです。良い方向へ流れるためには、できるだけプラスエネルギーを意識することが大切です。無駄なことにとらわれていた時間がなくなると、その空いたスペースにインスピレーションが降りてくるようになります。周りを気にせず、自分がやるべきことは何かを見出しましょう。きっとこれからの日々が潤っていくような新しい流れを作っていけるはずです。
☆宇宙とつながるキーワード☆
「浄化」「清める」「新しい流れ」「水の力」
赤い月の13日間にはぜひ断捨離をおすすめします。不要なモノはもちろん、人間関係の整理も重要です。どちらかというとマイナスエネルギーを持つ人に引っ張られやすいのが「赤い月」の特徴です。しばらく会わないでいると心が穏やかでいられる…そんな人が頭に浮かんだら今がチャンスです。会わずにいられるこの時期に人間関係を整理していきましょう。自分の心に余白ができると新しい素敵な出会いが必ず訪れます。
☆赤い月の恋愛☆
「赤い月」の紋章を持つ人は、容姿端麗な方が多く、色気と華やかさを持ち合わせています。相手を喜ばせるポイントを知っていて気配り上手、一緒にいて居心地の良い人です。
異性を惹きつける魅力にあふれていますが、まわりからアプローチされても、一途にパートナーだけを愛する方が多いようです。感受性が強く言葉を深く受け止めてしまうので、否定的なことを言う人とは距離を置いたほうが良さそうです。自分のことを心から応援してくれるプラス思考の人と付き合うことで、輝き続けることができるでしょう。
マヤ暦はもともと神官が用いていた暦であり、天文学がベースになっています。
自分が生まれた瞬間に、宇宙から受けたエネルギーにより人生の流れは決まっています。
古代からのマヤの叡智により本当の自分を知ることで「答えは自分の中にすでにある」ということに気づいていただけるのではないでしょうか。
そして、宇宙からのメッセージを意識して過ごすことで、自然のリズムと共鳴し、心を整えることができるようになるはずです。
毎日を心地よく過ごすために、このマヤ暦を一つの道標にしてくだされば幸いです。