【時代のながれ】そして銀行の窓口に行かなくなった
ここ数年、お金の扱い方が急速に変わりつつある。アナログな人間であるわたしでさえ支払いはほぼキャッシュレスである。
しかしながらわたしの長財布には大量の現金が常時はさんである。お札が常に20枚前後。
けっして昭和の大物芸能人のように万札を持ち歩きたいわけではなく、ここまでキャッシュレス化が進んでいるにもかかわらず、仕事で向かう現場先のコインパーキングは「現金のみ」の対応しかないものが多い。
しかも都内の一等地であると、平気で数千円が消えていく。しかも1万円札が使えない機種ばかりなので必然的に1000円札を多めに用意しておかなければならないのだ。
ということで、今週は都内に行く機会が多いとあって金曜日に弊社のメインバンクである信用金庫の両替機で千円札を大量に量産。私の財布は見た目だけならバブル最盛期のお金持ちのように膨れ上がる。
ほぼ閉まらない財布を片手に駐車場に向かったのだが、最近は「両替え」の際にしか銀行に出向いていないことに気がついたのだ。
10年前なら仕入先や取引先への振り込み、各税金の支払い、振り出された小切手の現金化など、ことあるごと銀行の窓口に出向いたものだ。
社長業1年目など、あまりの頻度に仕事が手につかず、たまりかねてインターネットバンキングへの移行を実行したほどだ。
それからというもの、振り込みや支払いはオンラインゆえ数分で完了。しかも時間も問わないので格段に体の自由度が上がった。混んでいる窓口に並び順番を待つこともないし、支払日にスケジュールを空けておく必要もなくなった。
そして数年前から税金の納付までオンラインにしてしまったことから窓口に行くのは年に5回もない。ただ、ATMの並びにある両替機に月一程度用事があるくらいになった。
ホント、願わくば町のコインパーキングのキャッシュレス化が進んで欲しいと思うが、飲食店などの支払いの際、わたしの分厚い財布をチラ見して驚く他人の反応がいがいとキライじゃないのは古い感覚である。