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【検証】その「忙しい」は錯覚かもしれない
仕事において、あらゆるタスクに翻弄される状態であっても、蓋を開けてみればまったく成果につながっていなかった、なんて状態はある、という話
度々このnoteにも記しているが毎日が忙しい。
その忙しさは、単にわたしが仕事できないという一面もあるのだが、降りかかる仕事や用事を適切に対処できていないということもあるようだ。
なぜなら、こんな忙しく働いているわりに肝心の売上げはそこまで増加していない。これでは何のために日々忙しく働いているかわからないくらいだ。
わたしほどの徒労でなくとも、「忙しい」と感じている人にとって、それが成果につながっているかを検証してPDCAをまわしてますよ、という人は少ないのではないだろうか?
忙しいと検証どころではなく、目の前の仕事をさばくことが精一杯となり、日々の活動がどのように成果につながっているかは後回し。
これではいつまで経ってもその忙しさから逃れることはできない。
恥ずかしながらわたしは忙しさにまみれているばかりで、改善の糸口すら見えていない。
最近ではどうせ忙しいのなら、せめて売上げが増加してほしい、ということで、成約率というか成約数を一件でも増やせるように、案件の経緯に注目するようにしたのだ。
問い合わせから受注までのプロセスは一連の流れになっているが、受注に至らない要因を仮説を立てて深掘りしてみた。
「他社より高かった」、「想定した予算を超えていた」などの費用面で弾かれたケースが多いという仮説が有力で、その他の小さな理由もあるだろうが価格帯という点がネックになっていると感じた。
ここで価格面というと、仕入先に交渉したり利益を薄くしたりで、値下げを実行するという発想になりそうだが、わたしは逆に価格はそのままに、他の面で工夫ができないかを考えはじめた。
無料のオプションをつけるなどの工夫はできそうだし、もっと大胆に考えるならその価格に見合った顧客層にターゲットを変えてしまうなど、徒労を徒労のままに終わらせなければこのゲームでは勝ちとなる。
忙しさは悪いことではない、閑古鳥が鳴く状況を何度も経験しているが、商売人にとって無風状態が一番こわい。
何も起こらなければ工夫の仕様もない。ただ、同じくらい成果につながらない不毛な働きは活力を削られる。
現在はいわば渦を巻き始めている状態。その渦を成果にむすびつければ次のステージに進むことが可能だ。
検証のない仕事はレシピのない料理のようなもの。それでは人に価値を提供することはむずかしい